転職エージェントの断り方|面談・面接・内定の辞退などメール例文付きで紹介

転職エージェントを利用していると、提案された求人やサポート内容が希望に合わず断わりの連絡を入れることも少なくありません。

この記事では、初回面談の辞退から内定辞退、転職活動の休止まで、状況に応じた断り方を例文付きで詳しく紹介しています。

また、転職エージェントに断りを入れる際に心がけたいポイントについても解説しますので、無理なく転職活動を進めるための参考にしてみてください。

mokuji目次

  1. 転職エージェントの提案は断ることができる
  2. 【状況別】転職エージェントの断り方例文
    1. 初回面談を断りたい場合
    2. 面談後にサポートを断りたい場合
    3. 企業の面接・選考を断りたい場合
    4. 面接日程調整後に辞退する場合
    5. 内定を辞退したい場合
    6. 別の転職エージェントに絞る場合
    7. 他社から内定をもらった場合
    8. 転職時期を延期する場合
    9. 転職活動を休止したい場合
    10. 転職を取りやめる場合
  3. 転職エージェントへの断り方で大切な5つのポイント
    1. 断る時は早めに伝える
    2. 明確な理由を伝える
    3. 無視や放置はしない
    4. 意思が固まっていることを明言する
    5. 担当者に感謝の気持ちを伝える
  4. 最適な転職エージェントを見つけて効率的な転職活動を

転職エージェントの提案は断ることができる

転職エージェントの提案は断ることができる

転職エージェントからの求人提案やサポートサービスは断ることが可能です。

もちろん、断ることによるペナルティや今後のサポートへの悪影響はありません。

断る場合は、メールか電話で担当者に直接伝えましょう。

【状況別】転職エージェントの断り方例文

【状況別】転職エージェントの断り方例文

転職活動の各段階で起こり得る、転職エージェントに断るシチュエーションはさまざまです。

ここでは、いくつかの代表的なケースごとの断り方の例文を紹介します。

初回面談を断りたい場合

転職エージェントに登録後、初回の面談を断りたい場合は、できるだけ早めにその旨を伝えましょう。

キャンセルが直前になると担当者に迷惑がかかります。断る理由に応じて、メールなどで丁寧に事情を説明します。
【例文】
○○様

お世話になっております。△月△日に面談を予定しておりました○○と申します。

大変恐縮ではございますが、個人的な事情により、面談をキャンセルさせていただきたく存じます。

直前のご連絡となり、大変申し訳ございません。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

面談後にサポートを断りたい場合

転職エージェントとの面談後、サポートを断りたい理由が見つかることもあります。

たとえば、求人内容や担当者との相性に不安を感じた場合などです。
【例文】
○○様

先日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました。

しかしながら、私自身のキャリアビジョンと貴社の支援内容にズレを感じ、大変申し訳ありませんが、今後のサポートを辞退させていただきたく存じます。

これまでのご尽力に感謝申し上げます。

お手数をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。

企業の面接・選考を断りたい場合

応募した企業の面接や選考を断る際は、できるだけ早い段階で伝えることが望ましいです。

面接日程の調整に入ってからのキャンセルは企業側にも迷惑が掛かってしまうため、配慮が必要となります。

メールか電話で担当者に正直に事情を説明し、お詫びの気持ちを添えて丁寧に断りの連絡を送りましょう。

選考段階が進んでいるほど、慎重な対応が求められます。
【例文】
○○様

お世話になっております。◯◯株式会社の面接のご案内をいただいておりました○○と申します。

大変申し訳ございませんが、今回の面接を辞退させていただきたく存じます。

○○社の業務内容に強く興味を持っておりましたが、現時点では自身のキャリア志向と合わないと判断いたしました。

ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

面接日程調整後に辞退する場合

面接の日程調整が進んだ後の辞退は、採用担当者のスケジュールに支障をきたしてしまいます。

転職エージェントの担当者との信頼関係を損なうリスクもあるため、可能な限り辞退は避けるべきです。

ただし、どうしても辞退せざるを得ない事情がある場合は、誠意を持って対応することが肝要です。

その場合は迅速に連絡を入れ、詳しい事情と謝罪の意を丁寧に伝えましょう。
【例文】
○○様

お世話になっております。◯◯株式会社の面接日程を調整いただきました○○と申します。

大変恐縮ではございますが、今回の面接を辞退させていただきたく、ご連絡いたしました。

実は先日、別の企業様から内定をいただく運びとなり、そちらへの入社を決めましたので、◯◯社の選考を断念せざるを得なくなってしまいました。

面接日程をお取り付けいただいたにも関わらず、このようなご連絡となり、誠に申し訳ございません。

皆様に多大なるご迷惑をおかけしますこと、心よりお詫び申し上げます。

どうぞご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

内定を辞退したい場合

内定後の辞退は、最も気を遣わなければいけないデリケートな状況と言えるでしょう。

応募先企業、そして転職エージェント双方に影響を与えてしまいます。

内定辞退を避けられない事情がある場合は、速やかに謝罪と説明の意を丁寧に伝えることが大切です。
【例文】
○○様

お世話になっております。このたび○○株式会社より内定をいただきました○○と申します。

大変恐縮ではございますが、今回の内定を辞退させていただきたく、ご連絡させていただきました。

◯◯社の理念に強く共感し、是非とも入社を果たしたいと考えておりましたが、昨今の家庭の事情により、転職自体を断念せざるを得なくなってしまいました。

内定後のご連絡となりましたこと、深くお詫び申し上げます。

今回の転職活動においては、◯◯様(エージェント名)に手厚くサポートいただき、誠に感謝しております。

また、○○社のご担当者様にもご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

○○社の皆様にも、お詫びをお伝えいただけますと幸いでございます。

お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

別の転職エージェントに絞る場合

複数の転職エージェントを利用しているなかで、一部のサービスのみに利用を絞る場合もあります。

その際も遠慮なく、誠意を持って伝えることが大切です。
【例文】
○○様

平素は大変お世話になっております。○○と申します。

この度は貴社より手厚いサポートをいただき、心より感謝しております。

誠に恐縮ではございますが、このたび転職活動を○○エージェント様に一本化することといたしました。

これまでいただきましたご支援に深く御礼申し上げますとともに、今後のサポートをご辞退させていただく運びとなりました。
ご連絡が遅くなりましたこと、重ねてお詫び申し上げます。

貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

長らくのご厚情に改めて感謝いたします。

他社から内定をもらった場合

他社から内定を獲得し、現在の選考を断念する場合は、まず内定先を最優先にすることが大切です。

その上で速やかに連絡を入れ、事情を説明しましょう。お世話になった担当者への感謝を忘れずに。
【例文】
○○様

お世話になっております。○○と申します。

この度は、◯◯株式会社の選考にご推薦いただきまして、誠にありがとうございました。

大変恐縮ではございますが、先日別の企業様から内定をいただく運びとなり、そちらへの入社を決めましたので、◯◯社の選考を辞退させていただきたく存じます。

大変魅力的な求人ではございましたが、より自身の志向に合う企業からのオファーということで、慎重に検討した結果の決断となりました。

これまでの選考プロセスでは、大変お世話になり、心より御礼申し上げます。

このような形でのご連絡となりましたこと、誠に申し訳ございませんが、 何卒ご了承いただけますと幸いです。
貴社の今後益々のご発展をお祈りしております。

転職時期を延期する場合

転職時期を延期したい事情が生じた場合、担当者に正直に状況を伝え、一旦活動を休止したい旨を伝えましょう。今後の活動再開の可能性も見据えて、丁寧な対応を心がけます。
【例文】
○○様

日頃よりお世話になっております。○○と申します。

いつも親身になって転職活動のサポートをいただき、感謝しております。 実は現在、家族の介護の必要が生じ、しばらくの間転職活動を休止せざるを得なくなりました。

つきましては、誠に勝手ながら活動の一時休止をお願いしたく、ご連絡させていただきました。 ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。

事情が改善されましたら、再度貴社にご相談させていただければと存じます。

引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

転職活動を休止したい場合

転職活動を一時的に休止したい場合も、担当者にはできるだけ早く意思を伝えるのがマナーです。

休止の理由と、おおよその期間の目安を添えると丁寧でしょう。
【例文】
○○様

平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、このたび一身上の都合により、しばらくの間転職活動を休止させていただく運びとなりました。

おそらく半年ほどの休止期間を想定しておりますが、状況次第では前後する可能性もございます。

休止中は求人のご紹介などを控えていただけますと幸いです。

再開の際は改めてご連絡させていただきます。

突然のご連絡となりましたこと、お詫び申し上げます。

ご理解ご高配のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

転職を取りやめる場合

慎重に検討した結果、転職そのものを取りやめる決意をした場合は、担当者への感謝を添えてきっぱりと意思表示をしましょう。今後のことも見据えて、丁寧に関係を締めくくります。
【例文】
○○様

お世話になっております。○○と申します。

この度は数々の求人をご紹介いただき、また転職活動に関して手厚くサポートしていただきまして、誠にありがとうございました。

慎重に自身のキャリアを見つめ直した結果、当面は現在の職場に留まることを決意いたしました。

つきましては誠に勝手ながら、転職活動を終了させていただく運びとなりました。

突然のご連絡となり、また長らくお世話になっておきながらこのような形になってしまい、申し訳ございません。

お忙しい中、私のためにご尽力いただきましたこと、心より感謝申し上げます。

今後転職活動を再開する際は、ぜひ貴社に再度ご相談させていただければと存じます。

末筆ながら、○○様のご健勝と貴社の益々のご発展をお祈り申し上げます。

ありがとうございました。

転職エージェントへの断り方で大切な5つのポイント

転職エージェントへの断り方で大切な5つのポイント

転職エージェントへの断りを伝える際は、いくつかの基本的なポイントを押さえておくことが大切です。円滑なコミュニケーションのために、以下の5つの点に特に気をつけましょう。

断る時は早めに伝える

転職エージェントへのお断りの連絡は、できるだけ早めに伝えるようにしましょう。

選考の辞退や内定の辞退など、意思が固まった段階ですぐに連絡することで、エージェント側も次の対応を取りやすくなります。

対応が遅れると、他の求職者への紹介や企業との調整にも影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。

誠意をもって迅速に連絡することで、今後またサポートをお願いする際も良好な関係を保ちやすくなります。

明確な理由を伝える

お断りの際は、可能な範囲で構いませんので「なぜ辞退するのか」という理由を明確に伝えることが大切です。

たとえば「他社で内定をいただいた」「希望条件と合致しなかった」など、事実ベースで簡潔に伝えるだけで十分です。

理由が曖昧だと、エージェント側が納得しづらく、今後の対応にも支障をきたす場合があります。

正直かつ丁寧に伝えることで、信頼関係を保ちつつ円満に辞退することができます。

無視や放置はしない

転職エージェントからの連絡を無視したり、返信を後回しにしたまま放置したりするのは避けましょう。

連絡を返さないことで、エージェント側は進行状況の判断ができず、企業との調整や他の求職者への対応にも支障が出てしまいます。

また、今後またサポートをお願いしたいときに、不誠実な対応が記録として残ってしまうことも。

辞退する場合も、感謝の気持ちとともに丁寧に連絡を入れることで、良好な関係を保つことができます。

意思が固まっていることを明言する

お断りの連絡をする際は、「辞退の意思が固まっている」ことをはっきり伝えることが重要です。

曖昧な表現や遠回しな言い回しだと、エージェントが「まだ交渉の余地がある」と受け取ってしまい、やり取りが長引く原因になります。

「今回は辞退させていただきます」や「他社への入社を決めたため、御社のご紹介はお断りいたします」など、明確な言葉で伝えることで、双方にとってスムーズな対応が可能になります。

担当者に感謝の気持ちを伝える

たとえ辞退する場合であっても、これまでのサポートに対する感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。

転職エージェントの担当者は、あなたの希望に合う求人を探し、選考対策やスケジュール調整など、さまざまな面で尽力してくれています。

「ご紹介やご対応ありがとうございました」など、ひと言添えるだけでも印象は大きく変わります。

感謝の姿勢を示すことで、今後再びサポートをお願いしたくなったときにも、気持ちよく連絡を取りやすくなります。

最適な転職エージェントを見つけて効率的な転職活動を

転職エージェントからの提案を断ることは決して失礼なことではありません。

自分の希望に合わないサービスや求人を明確に断ることで、より良い転職活動につなげることができるでしょう。


転職エージェントは数多く存在し、それぞれに特色があります。複数の転職エージェントを比較検討し、自分のキャリアプランに最も適したパートナーを見つけることが、転職成功への第一歩となります。

オリコン顧客満足度ランキングでは、転職エージェントの実際の利用者へのアンケート調査をもとに算出した「転職エージェント 顧客満足度ランキング」を発表しています。

転職エージェントの利用を検討される際はこちらもぜひご参考いただき、自分に合ったより良い選択肢を見つけてみてください。
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