看護師からの転職先おすすめ24選!看護師以外で資格・経験が活かせる仕事は?

看護師から他職種への転職|看護師以外で資格を活かせるオススメの仕事24選

日々の激務や不規則な勤務形態に疲れを感じ、キャリアチェンジを考える看護師の方も少なくないでしょう。

実は、看護師の資格や経験を活かせる職場は病院以外にも数多く存在します。

本記事では、看護師から他職種への転職を考えている方に向けて、看護師資格を活かせる仕事16選医療業界以外でおすすめの仕事8選を詳しく紹介します。

それぞれの職種の特徴や働き方、必要なスキルのほか、転職するメリット・デメリット、成功させるポイントなども解説します。
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mokuji目次

  1. 看護師が他職種への転職を考える理由
    1. 他職種への興味
    2. 体力的・精神的な負担の大きさ
    3. ワークライフバランスを重視
  2. 看護師以外の職種に転職する際の仕事の選び方は?
    1. 看護師の経験や資格を活かせるか
    2. 業界未経験でも活躍できるか
    3. 他の資格を取得する
  3. 看護師資格を活かせる仕事16選
    1. 企業看護師・産業保健師
    2. 治験コーディネーター(CRC)
    3. 医療機器メーカーの営業職(MR)
    4. 訪問看護師
    5. 献血ルーム看護師
    6. 保健師・助産師
    7. ケアマネージャー
    8. 養護教諭
    9. 幼稚園・保育園の看護師
    10. 病児保育士
    11. 美容クリニックの看護師
    12. フィールドナース
    13. 医療ライター
    14. 医療系の人材紹介
    15. 臨床開発モニター
    16. シップナース
  4. 医療業界以外でおすすめの仕事8選
    1. 一般事務職・総務
    2. 営業職
    3. 販売職・接客業
    4. 美容関連職(エステティシャン・ネイリスト)
    5. カスタマーサポート
    6. ホテルコンシェルジュ
    7. 客室乗務員・グランドスタッフ
    8. 保険外交員・ファイナンシャルプランナー
  5. 看護師以外の職種に転職するメリット
    1. 規則正しい生活が送れるようになる
    2. 医療ミスの重圧から解放される
    3. 他業種を経験し視野が広くなる
    4. 給料が上がる可能性がある
    5. 職場の人間関係をリセットできる
  6. 看護師以外の職種に転職するデメリット
    1. これまでの経験を生かせない可能性がある
    2. 給料が下がる可能性がある
    3. 看護師と比べて安定的でなくなる可能性がある
    4. 看護師に戻りづらくなる可能性がある
  7. 看護師以外の職種へ転職すべき人の特徴5つ
    1. 転職の目的が明確な人
    2. 経済的に余裕がある人
    3. 看護師に向いていないと思う人
    4. 初めての経験に抵抗がない人
    5. ストレスで心身に不調をきたしている人
  8. 看護師以外の職種へ転職すべき人でない人の特徴4つ
    1. 転職の目的が曖昧な人
    2. 経済的に余裕のない人
    3. 人間関係だけが不満の人
    4. 初めての経験に強いストレスを感じる人
  9. 看護師が別の仕事への転職を成功させるポイント
    1. 条件と目標を明確にする
    2. PCスキル・ビジネスマナーを習得する
    3. 看護師としての強みを明確にアピールする
    4. 複数の転職サイト・転職エージェントを活用する
  10. 看護師から転職するにあたってのQ&A
    1. 看護師は何年続ければ転職できますか?
    2. 看護師が転職するなら何月がベストですか?
    3. 転職で一番しんどい時期はいつですか?
    4. 看護師の退職理由で多いものは何ですか?
    5. 看護師から転職し、高収入を狙える職種は何ですか?
    6. 40代から転職するのは厳しい?
  11. 看護師の資格を活かして転職を成功させよう

看護師が他職種への転職を考える理由

看護師が他職種への転職を考える理由

看護師の職場移動は珍しくありませんが、実は全看護師の47.5%が「看護師以外の職種」への転職を検討していることをご存知でしょうか。

マイナビによると、現役看護師の41.2%が「看護職に限らず興味がある仕事をやりたい」と回答し、さらに6.3%が「看護職以外の仕事をやりたい」と答えています。

また、公益社団法人日本看護協会が2024年に発表した「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」によると、看護職として就業中の求職者が考える転職したい理由(複数回答)として、最も多かったのが「看護職の他の職場への興味(14.5%)」でした。

次いで「子育て(10.7%)」、「転居(8.4%)」、「結婚(8.0%)」、「勤務時間が長い・超過勤務が多い(7.6%)」「自分の健康(主に身体的理由)(7.4%)」の順となっています。

これらの数字からも、多くの看護師がさまざまな理由でキャリアの再考をしていることがわかります。

参考:マイナビ『看護師白書 年度版』(外部リンク)
参考:公益社団法人日本看護協会|「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」(外部リンク)

他職種への興味

ワークライフバランスの改善やキャリアチェンジへの意欲などを背景に、医療機関以外の多様な働き方に関心を持つ看護師が増えています。

しかも、看護師は慢性的な人材不足の職種であり、経験者は優遇される傾向があります。

そのため、一般企業など別の仕事に挑戦した後で「やはり合わない」と感じても、看護師として職場に戻ることが可能です。

このように、看護師の経験は「保険」として機能するため、看護師は他の仕事にチャレンジしやすい環境にあるといえます。

看護師としての経験は貴重で、多様なキャリアを模索する際に柔軟性と自信を与えてくれるのです。

体力的・精神的な負担の大きさ

看護師の仕事は夜勤や不規則なシフトがつきものであり、慢性的な残業も珍しくありません。

さらに医療知識を増やすための自己研鑽の時間も必要とされるため、リフレッシュする時間が短く、疲労が蓄積しやすい環境にあります。

また、患者とのコミュニケーションや観察が主な業務である一方、急変時には迅速かつ適切な対応が求められます。

この身体的・精神的負担は体調不良につながりやすく、生活リズムの乱れによる不眠や生理不順などの症状に悩まされる看護師も少なくありません。

ワークライフバランスを重視

看護師の仕事は不規則で重労働であるため、子育てや介護など、プライベートとの両立が難しいケースが多くあります。

特に夜勤が必須となっている職場では、生活リズムが崩れやすく、家族との時間を確保することが困難です。

そうした理由から、ライフステージの変化、特に結婚や出産を機に、より規則的な生活を送れる職種への転職を考える看護師は少なくありません。

「仕事も大切だけど、家族との時間も大切にしたい」という価値観から、プライベートとの両立がしやすい職種を求める傾向が強まっています。

このようなワークライフバランスを重視する考え方が、他職種への転職を検討する大きな要因となっているのです。

看護師以外の職種に転職する際の仕事の選び方は?

看護師以外の職種に転職する際の仕事の選び方は?

看護師から他職種へ転職する際には、自分の価値観や希望に合った選択肢を見極めることが重要です。

看護師以外の職種を選ぶ際に意識すべき3つのポイントをご紹介します。

看護師の経験や資格を活かせるか

まずは、看護師としての経験やスキルを活かせる職種を検討しましょう。

医療知識やコミュニケーション能力は多くの職場で求められる貴重な資質です。

たとえば、「医療関連企業での営業職」や「企業内看護師」などは、これまでの経験を直接活かせる道となります。

看護師としてのスキルや経験を活かせる仕事であれば、新たにスキルや知識を習得する負担が減るため、転職してもすぐに活躍することができます。

業界未経験でも活躍できるか

転職先を検討する際、看護師とは全く異なる職種を検討するのもひとつの案です。

看護師の経験や知識を必要としない職種に転職する場合は、「未経験者歓迎」の求人を選ぶと良いでしょう

中でも、看護師の仕事で磨かれたコミュニケーション能力や共感力を活かした営業職や接客業などもおすすめです。

他の資格を取得する

看護師資格に加えて新たな資格を取得することで、キャリアの幅を広げることができます

具体的には、「助産師」や「養護教諭」、「ケアマネジャー」や「保育士」などがあります。

資格によっては時間やコストがかかるものもあるため、計画を立てたうえで検討すると良いでしょう。

仕事選びの際は、給与条件だけでなく、勤務形態やワークライフバランス、職場の雰囲気なども総合的に判断することが大切です。

後悔のない転職を実現するには、「何を重視するか」という自分なりの軸を明確にしておくことが成功への鍵となります。

看護師資格を活かせる仕事16選

看護師資格を活かせる仕事16選

看護師としての経験やスキル、資格を活かして転職できる職種は数多く存在します。

医療知識やコミュニケーション能力、観察力といった看護師が培ってきた能力は、多くの職場で高く評価されます。

ここでは、看護師から転職がスムーズに行える可能性が高い16の職種を紹介します。

夜勤の有無やワークライフバランス、収入面など、それぞれの特徴を解説していくので、自分の希望や状況に合った転職先選びの参考にしてください。

企業看護師・産業保健師

一般企業に勤務し、従業員の健康管理を担うのが「企業看護師」です。

社内の医務室などに常駐し、メンタルヘルスケアの提供、健康診断の運営サポート、予防接種の実施調整など、社員の健康を守るための幅広い業務に携わります。

また、「産業保健師」は、企業や工場などの職場で働く従業員の健康管理と保健指導を行う専門職です。

従業員の健康を維持・向上させるために必要な措置を講じ、職場の健康問題に対処します。

産業保健師になるには、看護師資格だけでなく保健師資格も必要になりますが、一般企業で働くためワークライフバランスを取りやすく、休日をコントロールしやすい点が魅力です。

規則正しい生活リズムを保ちたい方や、病院の慌ただしい環境から離れたい方に適している職種と言えるでしょう。

ただし、企業看護師は人気が高いため求人枠が限られており、特に大企業の場合は倍率が高くなる傾向があります。

治験コーディネーター(CRC)

「治験コーディネーター(CRC)」は、新薬開発に不可欠な臨床試験(治験)を円滑に進めるための専門職です。

治験に関わる医療機関、被験者の方々、製薬企業などの間に立ち、連絡や調整役を担い、全体の進行をサポートします。

この役割を果たすためには、高いコミュニケーション能力や関係各所との調整力、医薬品に関する知識が求められます。

看護師としての臨床経験は、被験者の方との円滑なコミュニケーションや、医学・薬学的な知識の応用において大きな強みとなります。

新しい治療薬の開発に携わることで、医療の発展に貢献できるという、意義深いやりがいを感じられるでしょう。

また、勤務は基本的には平日で土日祝日は休めることが多いため、ワークライフバランスを大切にしたい方にも魅力的な働き方です。

医療機器メーカーの営業職(MR)

「医療情報担当者(MR)」は、製薬会社で自社の医薬品の営業・広報を担当します。

医療者への情報提供や現場の声の収集・報告を行うため、薬に関する専門知識が欠かせません。

そこで、看護師経験で得た疾患・薬剤の知識や患者への対応力は、MR業務の助けになります。

ただし、医師への営業活動では、薬や副作用に関するより深い知識も求められるでしょう。

継続的な学習は必要ですが、看護師の知識や対話力を活かして活躍するMRも少なくありません。

訪問看護師

「訪問看護師」は、利用者の自宅へ伺い、医療処置やその人その人に応じた看護ケアを行う仕事です。

コロナ禍での面会制限や、終末期をご自宅で過ごしたいというニーズの高まりから在宅医療を選択する方が増え、訪問看護師の役割はますます重要になっています。

療養されている方の生活の場を直接見ることで、よりパーソナルなアセスメントとケア計画の立案が可能です。

一人ひとりに丁寧に関わりたいと考える看護師には、大きなやりがいを感じられるでしょう。

病院での勤務と比較して、自身の裁量でスケジュールを調整しやすい点も特徴と言えます。

献血ルーム看護師

「献血看護師」は、献血ルームや献血バスで、献血の実施や関連する検査を担当する仕事です。

対象は治療中の患者さんではなく、血液を提供できる健康な方々のため、急変対応などの場面は少なく、精神的な負担は比較的軽いと言われています。

夜勤がなく、勤務時間が安定しているため、規則的な生活リズムを保ちやすいでしょう。

年間休日も多く確保されている場合が多く、ワークライフバランスを重視したい方にとって魅力的な環境です。

ただし、人気のある職種ですので採用倍率は高め。献血の意義を理解し、健康なドナーの方と穏やかに接することができる看護師に向いています。

保健師・助産師

「保健師」は、主に保健所や市区町村の役場で活動し、地域住民の健康維持・増進、公衆衛生の管理、病気の予防といった役割を担います。

保健師は公務員としての安定性が魅力ですが、自治体によっては採用の競争率が高い場合があります。

「助産師」は、出産の介助を核としつつ、妊娠期から産後までの母子の健康管理、生活・栄養指導、新生児のお世話など、周産期全般をサポートする専門家です。

助産師は夜勤や休日勤務など、病院の看護師に近い勤務体系が一般的ですが、将来的には自身の助産院を開業するなど、多様なキャリア展開が可能です。

これらの職に就くには、看護師の資格を基に、それぞれの分野に特化した国家資格の取得が必要です。

ケアマネージャー

「ケアマネージャー」は介護業界で欠かせない存在です。

要介護状態にある人が適切なサービスを受けられるよう本人や家族と面談した上でケアプランを作成するなど、介護サービスの調整役を担っています。

基本的に夜勤がなく、土日祝日も休めるためワークライフバランスを実現しやすい魅力があります。

ただし、業務範囲が広く業務時間外に呼び出される可能性も。

また、ケアマネージャーの資格を取得するのはやや難易度が高めと言えるでしょう。

看護師とケアマネージャーのダブルライセンスは市場価値が高く、転職時に有利に働くことが多いでしょう。

養護教諭

「養護教諭」は学校の保健室の先生です。

養護教諭になるためには教員免許を取得するか、看護師資格を取得して養護教諭養成施設で特定の科目を取る必要があります。

公立学校に勤務する場合は地方公務員、私立・国立学校では学校法人に雇用されることになります。

どのケースにおいても、学校に勤務するのでワークライフバランスを取りやすい点が大きなメリットです。

長期休暇も確保でき、夜勤もないため、規則正しい生活を送りたい方に向いています。

子どもの健康と成長を支える仕事に携われる、やりがいのある職種です。

幼稚園・保育園の看護師

「幼稚園・保育園の看護師」は、幼稚園や保育園に勤務し、子どもの健康管理や保育補助などを行う仕事です。

具体的な仕事内容としては、子どもの体調不良やケガの処置、感染症対策や衛生管理、保育の補助などがあります。

基本的に夜勤はなく、土日や祝日も休める園が多いので、家事や育児との両立がしやすい職種です。

子どもの成長に関わることができるので、子どもが好きな人や、子どもに関わる仕事に興味がある人におすすめです。

ただし、病院の看護師に比べ、給与が下がる可能性がある点には注意が必要です。

看護師として勤務する場合は保育士資格は不要ですが、保育補助としての比重が高い園では、保育士資格があると選考で有利になる場合があります。

病児保育士

「病児保育士」は、体調不良のために保育園などに通えない子どもを、専用の施設や保育所併設のスペースで一時的にお預かりする仕事です。

病状のあるお子さんをケアするため、看護師として培った観察力やアセスメントスキルを活かすことができます。

自身の医療知識を役立てつつ、子どもたちの回復や成長に寄り添える点に魅力を感じる方も多いでしょう。

風邪などが流行る冬場は多忙になる傾向がありますが、一度に対応する子どもの人数は少ないため、身体的な負担は比較的軽いと言われています。

看護師の資格があるため保育士の資格は必須ではありませんが、持っていると選考で有利になる場合があります。

美容クリニックの看護師

「美容クリニックの看護師」は、美容医療施術の医師のサポートや施術の担当、患者さんへのカウンセリング・指導などを行います。

クリニックでの勤務のため、基本的に夜勤などはありません。

ライフスタイルを重視したい人や、美容や接客に興味がある人にはおすすめです。

クリニックによってはノルマやインセンティブ制度があるところもあります。

高収入は狙うことができる職種ですが、過度なプレッシャーにならないよう注意が必要です。

フィールドナース

「フィールドナース」は、医療機器メーカーなどの企業に籍を置き、営業担当者と連携して自社製品の技術的なサポートを行う看護師のことです。

臨床現場で得た知識やスキルを活かし、医療機関と企業をつなぐ橋渡し的な役割を果たします。

主な業務は医療機関に対する自社製品のデモンストレーションや使用方法の説明などです。

勤務は基本的に平日が中心で、土日や祝日は休日となることが多いです。

給与水準は病院に勤務する看護師よりも高いケースが見られますので、収入面でのメリットも期待できます。

ただし、効果的な製品説明のためのプレゼンテーション能力や、企業によっては英語力などが求められ、継続的なスキル向上が必要になることもあります。

医療ライター

「医療ライター」は、医療や健康に関する知識を一般の人に分かりやすく伝える文章を書く仕事です。

看護師としての専門知識を活かして、健康情報サイトやメディカルノート、医療情報パンフレットなどの記事を執筆します。

フリーランスとして活動することも可能で、在宅勤務や時間の融通が利きやすいため、ワークライフバランスを重視する方に向いています。

医療知識を分かりやすく伝える能力を磨きたい方や、文章を書くことに興味がある方にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。

ライティングスキルの習得と合わせ、記事の執筆依頼を安定して得るには実績を積み重ねることが大切です。

医療系の人材紹介

「医療系の人材紹介」は、看護師や医療従事者向けに特化した転職支援サービスを行う仕事です。

主な仕事内容は、下記の通りです。
・転職希望者に対するキャリアカウンセリング

・職務経歴書の添削や面接練習

・求人の提案、面接日程の調整、条件交渉など

・医療機関や施設への人材紹介

・マッチングとサポート業務

・入職後のフォローアップ

看護師としての経験を活かし、求職者の目線に立ってサポートをすることができます。

臨床開発モニター

臨床開発モニター(CRA)は、新薬の承認を得るための治験が正確かつ倫理的に行われているかを確認・監督する仕事です。

主な仕事内容としては、治験の進捗管理、病院とのやり取り、報告書や記録の作成、データの確認などがあります。

製薬会社などの会社や、病院側との間をつなぐ役割になるので、コミュニケーション力が求められます。

基本的に夜勤はなく、土日祝が休みのため、不規則な生活を改善したい人は良いでしょう。

シップナース

「シップナース」は、客船やクルーズ船に乗船し、乗客や乗組員の健康管理や緊急時の医療対応を行う看護師です。

国際的な環境で、世界各地を訪れながら看護師のスキルを発揮できる珍しい職種です。

乗船中はさまざまな国籍の方と接するため、英語などの語学力が必要とされます。

また、限られた医療設備の中で対応しなければならないため、臨機応変な判断力や緊急対応能力も求められます。

長期間の乗船勤務となるため家族との時間が取りにくいですが、世界各地を旅行できる醍醐味がある仕事です。

冒険心旺盛で新しい経験を求める方に適した職種と言えるでしょう。

医療業界以外でおすすめの仕事8選

医療業界以外でおすすめの仕事8選

看護師としての経験やスキルは、医療業界だけでなくさまざまな分野で高く評価されます。

患者さんとのコミュニケーション能力、観察力、状況判断力、そして責任感は、多くの職場で求められる貴重な資質です。

医療の世界から少し離れて、新しい環境でキャリアを築きたいという方のために、看護師の経験を活かせる医療業界以外の仕事を紹介します。

未経験から始める場合でも、これまでのスキルを上手にアピールすることで、スムーズな転職が可能となるでしょう。

一般事務職・総務

「事務職」にはさまざまな種類がありますが、基本的には書類作成やデータ入力、来客対応などのオフィス業務がメインになります。

物腰の柔らかさや人当たりの良さなど、看護師としての接遇スキルを活かせる機会も多いでしょう。

書類作成やデータ入力が基本的な仕事内容なので、ある程度のパソコンスキルが求められます。

人気が高く倍率も高くなりがちですが、医療事務職であれば看護師経験をダイレクトに活かせるので、魅力的な選択肢となるでしょう。

規則的な勤務時間で働けることも、ワークライフバランスを重視する方には大きなメリットとなります。

営業職

「営業職」は、企業などの法人や個人に自社商品やサービスを提案・販売する職業です。

営業といっても法人営業、個人営業、ルート営業、新規開拓などさまざまな形態があり、自身の働き方に合わせて最適な営業職を探せます。

未経験でも転職しやすく、看護師時代に培ったコミュニケーション能力や観察力を大いに活かせるでしょう。

近年では、IT業界や不動産業界などで営業成績次第で高水準の給与が得られる場合もあるため、積極的に収入を伸ばしたい方に向いています。

医療知識を活かせる医療機器メーカーなどの営業職も、キャリアチェンジの選択肢の1つです。

販売職・接客業

「販売職・接客業」は、主に自社の商品などをお客様に提案し、購入いただく仕事です。

自分が好きな商材に携われるというやりがいや、販売を通じて提案力を養える点が魅力と言えるでしょう。

また接客業は、ホテルや飲食店・受付など、お客様へのおもてなしやサービス提供を中心とする仕事です。

販売職・接客業のどちらにおいても、看護師として培ってきたコミュニケーション能力や相手を思いやる細やかな気配りは、大きな強みになるでしょう。

これらの分野は多様な雇用形態で働きやすいのが特徴です。
未経験からでも比較的挑戦しやすいため、新しいキャリアを考えている方にも適しています。

美容関連職(エステティシャン・ネイリスト)

「美容関連職」としては、ネイルアートを施すネイリストや、エステティックサロン等で専門的な施術を行うエステティシャンといった職種が考えられます。

また、百貨店のカウンターなどで化粧品の販売やメイクアップのアドバイスをする美容部員も代表的な仕事です。

これらの職種で求められる専門的な施術スキル等は、就職後に習得するのが一般的ですが、看護業務で身につけた衛生管理の知識や丁寧な手技は、美容の現場でも直接活かせる場面が多いことから、お客様に安心感を提供できるという強みにつながるでしょう。

お客様とのコミュニケーションには、看護師として培った対話力が大きな武器になります。

カスタマーサポート

「カスタマーサポート」は、企業の商品やサービスに関する問い合わせに対応する仕事です。

電話やメール、チャットなどを通じて顧客の疑問や不満を解決し、満足度向上に貢献します。

看護師として培った傾聴力や問題解決能力、冷静な対応力は、この仕事で大いに活かせるでしょう。

特に医療機器メーカーや製薬会社、健康食品会社などのカスタマーサポート部門では、看護師の医療知識が強みになります。

近年ではリモートワークの導入も進んでおり、在宅で働ける可能性もあるため、家庭との両立を図りたい方にもおすすめです。

業務内容は比較的マニュアル化されていることが多く、未経験からでも始めやすい職種です。

ホテルコンシェルジュ

「ホテルコンシェルジュ」は、宿泊客のさまざまな要望に応え、滞在を快適にするための情報提供やサポートを行う仕事です。

レストランの予約から観光案内、交通手段の手配まで、幅広い業務を担当します。

看護師として培った気配りやホスピタリティ、臨機応変な対応力は、コンシェルジュの仕事に直結するスキルです。

高級ホテルでは外国人宿泊客も多いため、英語などの語学力が求められるケースもあります。

また、地域の観光情報や飲食店についての知識も必要となるでしょう。

人と接することが好きで、おもてなしの心を大切にする方に向いている職種と言えます。
充実した研修制度を設けているホテルであれば、未経験からでもチャレンジしやすい仕事です。

客室乗務員・グランドスタッフ

「客室乗務員」は、航空機内でのサービス提供や安全確保などの業務を担当、グランドスタッフは空港でのチェックインや搭乗手続きなどの対応を行います。

いずれも高いホスピタリティとコミュニケーション能力が求められる仕事です。

看護師の経験は、機内や空港ロビーでの急病人や緊急事態への対応において非常に価値があります。

お客様への健康上の配慮が必要な場合に、適切な判断ができる点も大きな強みです。

医療知識を持つ乗務員は航空会社からみても、非常に貴重な人材と言えるでしょう。

国際的な環境で働きたい方や、人との出会いを大切にしたい方に適した職種です。

保険外交員・ファイナンシャルプランナー

「保険外交員」は、生命保険や医療保険などの保険商品を提案・販売する仕事です。

「ファイナンシャルプランナー」は、顧客の資産状況や将来設計に合わせた金融商品の提案や資産運用のアドバイスを行います。

看護師としての医療や健康に関する知識は、特に医療保険や介護保険の提案において大きな強みです。

病気やケガのリスクを具体的に説明できたり、老後の健康問題を踏まえた生活設計を提案できたりするため、顧客からの信頼を得やすいでしょう。

自分のペースで働ける柔軟性もあり、ワークライフバランスを重視する方にも向いています。

ファイナンシャルプランナーの資格を取得すれば、さらなるキャリアアップも可能です。

看護師以外の職種に転職するメリット

看護師以外の職種に転職するメリット

看護師から他職種への転職を検討する際には、メリットとデメリットを十分に理解しておくことが大切です。

職場環境の改善や新たな可能性の発見といったメリットがある一方で、
収入面での変化や専門性が活かせなくなるリスクなどのデメリットも考慮する必要があります。

ここでは、看護師から別の職種に転職することで得られるメリットを紹介します。

規則正しい生活が送れるようになる

一般企業や日勤中心の職場では、基本的に土日休み・定時退社が可能なケースも多く、心身の健康を整えやすいという利点があります。

病棟勤務では、夜勤や早番・遅番といった不規則な勤務体制が一般的です。

これにより、睡眠リズムや食生活が乱れやすく、体調に影響を及ぼすこともあります。

日勤のみの仕事に転職すれば、生活リズムも整い、健康面での問題解決にもつながるでしょう。

医療ミスの重圧から解放される

看護師は常に患者の命に関わる責任を担っており、ミスが許されない厳しい現場で働いています。

そのプレッシャーは、長年働く中で精神的な負担にもなり得ます。

異業種へ転職すれば、命に関わるプレッシャーからは解放され、精神的な安定を得やすくなります

他業種を経験し視野が広くなる

異なる業界に身を置くことで、これまでとは違う価値観やスキルに触れることができます

新しい仕事に取り組む中で、自分自身の強みや適性を再認識する機会にもなり、人生設計に多様性が生まれるでしょう。

給料が上がる可能性がある

一見、看護師からの転職は収入ダウンのリスクが高いと思われがちですが、選ぶ職種や働き方次第では年収アップを目指すことも可能です。

たとえば、医療系の営業職(MR)やヘルスケア系ベンチャー企業では、成果次第で高収入を得られるケースもあります。

職場の人間関係をリセットできる

看護師の現場では、人間関係のストレスが離職理由として挙げられることも少なくありません。

異業種に転職することで、これまでのしがらみから離れ、新たな人間関係の中でリスタートを切ることができます。

看護師以外の職種に転職するデメリット

看護師以外の職種に転職するデメリット

続いて、看護師以外の職種に転職する際のデメリットを紹介します。

これまでの経験を生かせない可能性がある

看護師として積み上げてきた専門知識やスキルが、異業種では評価されにくい場合もあります。

特に全くの未経験分野では、一からのスタートとなるため、やりがいや達成感を感じにくい時期があるかもしれません。

給料が下がる可能性がある

看護師は、夜勤や各種手当などもあり、一般的にみると給与が高い傾向にあります。

厚生労働省の「令和6年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均の収入は519.7万円です。

転職すると、そうした手当が少ない場合、額面も手取りも減ってしまう可能性があります

ライフスタイルや生活費を見直したり、同じ給与水準の職種に転職すると良いでしょう。

看護師と比べて安定的でなくなる可能性がある

看護師は国家資格を持つ専門職であり、全国どこでも一定の需要があります。

これに対し、民間企業での職種は会社の業績や景気動向に待遇が左右されやすいこともデメリットとなります。

看護師に戻りづらくなる可能性がある

一度離職して医療現場を離れると、その間に技術や知識は変化していくため、再び看護師に戻ることが難しくなります。

将来的に再び看護師として働く選択肢を残しておきたい場合は、転職時に慎重な判断が求められます。

看護師以外の職種へ転職すべき人の特徴5つ

看護師以外の職種へ転職すべき人の特徴5つ

看護師から別の職種へ転職を考える際、「本当に今、自分は転職すべきなのか?」と迷う方も多いのではないでしょうか。

ここからは、看護師以外の職種への転職が向いている人の特徴5つを紹介していきます。

自分に当てはまるかをチェックし、納得のいくキャリア選択に役立ててください。

転職の目的が明確な人

目的が明確になっている人は、新しい職業への転職が成功する可能性が高いです。

目的意識をもった方の場合、採用する側も転職意図が汲み取りやすく、その職場で力を発揮してくれるだろうといったポジティブなイメージが湧きやすいでしょう。

どのようなキャリアを歩みたいか、ライフスタイルや給与面、専門スキルの向上など、具体的な目的を整理すると良いでしょう。

経済的に余裕がある人

看護師は比較的安定した収入を得られる職種ですが、他職種に転職すると年収が下がることも珍しくありません。

看護師から他業種に転職する場合、未経験の職種に応募する人が多いですが、経済的に余裕があると新しい環境への挑戦がしやすいと言えるでしょう。

未経験の条件に合った求人がなかなか見つからなかったり、転職活動が長引き、思っていたタイミングで次の会社に入社できない場合もあります。

貯金がある、配偶者の収入に頼れる、副業で収入があるなど、経済面でのバックアップを確保し、経済的に余裕を持った状態で転職活動をするのがおすすめです。

看護師に向いていないと思う人

「どうしても夜勤が苦痛」「人の命を預かるプレッシャーに耐えられない」など、看護師という職業自体が自分に合っていないと感じる場合、無理に続けることで心身に悪影響を及ぼすこともあります。

そんなときは、思い切って違う職種に目を向けるのも一つの方法です。

医療業界の知識を活かせる一般企業の医療事務や、健康関連商品のカスタマーサポートなど、「看護師経験が活かせるけれどプレッシャーが少ない仕事」への転職を検討するのもよいでしょう。

初めての経験に抵抗がない人

看護師から他の業種に転職する場合、ほとんどが未経験の仕事になります。

そのため、「初めてのことでも興味がある」「学ぶ意欲がある」という前向きな気持ちを持っている人ほど、新しい職場に馴染みやすく、成長スピードも早い傾向があります。

転職は環境の変化が伴うため、少なからずストレスがかかる出来事ですが、新しい挑戦を前向きに捉えられる方ほど、新しい職場環境でも自分らしさを発揮していくことでしょう。

ストレスで心身に不調をきたしている人

看護師の仕事は、命に関わる患者さんのケアや正確な処置が求められ、常にプレッシャーと戦わなければなりません。

ストレスによって体調を崩している場合は、今の環境を離れることが最優先です。

無理をして働き続けると、うつ病や不安障害といった深刻な状態につながる可能性もあります。

自分を守るためにも、「休職」「退職」→「心と体の回復」→「転職活動」という流れを検討してもよいでしょう。

新しい職場では、ストレス要因が少なく、働きやすい環境を重視して選ぶことが大切です。

看護師以外の職種へ転職すべき人でない人の特徴4つ

看護師以外の職種へ転職すべき人でない人の特徴4つ

続いて、看護師以外の職種へ転職するには慎重になるべき人の特徴を4つ解説します。

転職する前に、自分が当てはまっていないか冷静に振り返ってみましょう。

転職の目的が曖昧な人

「とりあえず今の職場が嫌だから」「何となく他の仕事が良さそう」というように、明確な目的やビジョンがないまま転職しようとするのは危険です。

目的がはっきりしていないと、転職先の選定も曖昧になり、結果として「こんなはずじゃなかった」とミスマッチが起きやすくなります。

たとえば、「看護師のスキルを活かせない職種に就いて、活躍できず後悔する」「思っていたよりも給与や待遇が悪かった」というケースもあります。

まずは、転職の目的(収入アップ、働き方の改善、キャリアチェンジなど)を明確にし、自分が転職で何を得たいのかを整理することが重要です。

経済的に余裕のない人

異業種への転職では、年収が下がったり、転職活動期間中に収入が途絶えたりする可能性があります

特に未経験職種では、研修期間中の給与が抑えられている場合も多いため、経済的に余裕がないまま転職に踏み切るのはリスクが大きいと言えます。

生活資金に不安がある状態で転職を進めると「妥協して希望に合わない職場に入ってしまう」「焦って早期退職する」など、悪循環に陥る恐れがあります。

まずは「貯金を作る」「生活コストを見直す」「在職中に転職活動を進める」など、経済的な備えができてから行動に移すことが大切です。

人間関係だけが不満の人

「職場の人間関係がつらいから辞めたい」という理由はよくある転職動機ですが、それだけで異業種に転職するのは慎重になったほうが良いでしょう。

人間関係の悩みは、転職しても完全に解消されるとは限りません

どの職場にも合う・合わないはあり、異業種に行っても新たな人間関係の悩みが発生する可能性があります。

仕事内容ややりがいに不満がないのであれば、配置転換や職場の変更など、看護師の仕事を続けながら環境を変える選択肢も検討すると良いでしょう

初めての経験に強いストレスを感じる人

異業種への転職では、未経験の業務や新しい環境への適応が求められます。

そのため、変化に対するストレス耐性が低い人や、新しいことを覚えるのに強い抵抗がある人は注意が必要です。

たとえば、「マニュアルがないと不安」「失敗が怖くて新しいことに挑戦できない」というタイプの人は、新しい職場での順応に時間がかかる可能性があります。

無理をして転職すると、「やっぱり看護師のほうが自分に合っていた」と後悔することもあります。

自身の性格や適応力を冷静に見極めることが、後悔しない転職の第一歩です。

看護師が別の仕事への転職を成功させるポイント

看護師が別の仕事への転職を成功させるポイント

看護師から他職種への転職を成功させるためには、いくつかの重要なポイントを押さえておく必要があります。

転職は単なる職場の移動ではなく、キャリアの方向性を大きく変える決断です。

希望する条件や目標の明確化、必要なスキルの習得、自分の強みの整理、そして効果的な転職活動の進め方など、準備を万全にすることで、理想の職場に出会える可能性が高まります。

それでは、転職を成功させるための具体的なポイントを見ていきましょう。

条件と目標を明確にする

転職活動を進める上で、自身が何を優先したいのか、どの条件は譲れないのかを事前に明らかにしておくことが非常に重要です。

給与や福利厚生といった待遇、職場のカルチャーなどを考慮に入れつつ、「なぜ転職したいのか」、「現在の職場のどこに不満があるのか」などを深く掘り下げ、望する条件に優先順位を設定しましょう。

重視する点が定まっていないと、判断の軸がぶれてしまい、本当に自分に合った転職先選びが難しくなることがあります。

逆に、転職を通じて何を達成したいかがクリアになっていれば、採用面接の場で自信を持って志望動機を説明できるでしょう。

動機が曖昧なままだと、転職先でも同じような課題に直面しかねないため、事前の自己分析は不可欠です。

PCスキル・ビジネスマナーを習得する

採用面接でPCスキルについて尋ねられるケースも少なくありません。

そのため、「Wordでの文書作成」、「Excelを用いた集計やグラフ作成」、「PowerPointによるプレゼン資料作成」など、Microsoft Office製品の基本操作は一通りできるようにしておくとよいでしょう。

資格として「Microsoft Office Specialist(MOS)」を取得していれば、スキルの具体的な証明にもなります。

また、ビジネスメールの書き方や電話応対といった基本的なビジネスマナーも、あらかじめ身につけておくと、新しい仕事でもスムーズに始められるでしょう。

看護師としての強みを明確にアピールする

採用側は「貢献してくれる人材かどうか」をチェックしているので、面接の場では入社後に活躍する姿をアピールしましょう。

書類選考や面接の場では、これまで得てきた経験を交えつつ、具体的にどのような貢献ができるかを伝えることが重要です。

看護師として働いたことで習得したスキルや経験などをアピールできれば魅力的な人材に写ります。

たとえば、コミュニケーション能力、緊急時の冷静な判断力、細かい観察力などは多くの職場で求められる資質です。

看護師と転職先での職業との類似点を考え、貢献できるポイントを具体的に伝えましょう。
看護師がアピールできる強みの例
●コミュニケーション能力
 患者・医師・家族など多様な人と連携する中で培われた対応力

●冷静な判断力
 緊急時や突発的な事態でも感情に左右されず、適切に対処できる力

●観察力
 小さな変化や兆候を見逃さない注意力

●問題解決能力
 状況を分析し、限られた時間やリソースで最適な対応を導き出す力

●共感力
 相手の気持ちに寄り添い、安心感を与える対応ができる力

●マルチタスク能力
 複数の業務を同時進行しながら優先順位を判断し行動できる能力

●リーダーシップ
 チーム看護や後輩指導を通じたチーム運営・指導経験

●適応力
 勤務形態や人間関係、予期せぬ状況の変化にも柔軟に対応できる力

複数の転職サイト・転職エージェントを活用する

転職活動を効率よく進めるためには、転職サイトや転職エージェントの活用が欠かせません。

転職サイトでは条件を絞り込んで求人情報を検索したり、転職情報を得たりすることで、自分だけでは知りえない求人など有益な情報をキャッチできます。

また、転職エージェントでは、応募書類の添削や面接対策などの転職活動の全般的なサポートを受けられるので、転職経験が浅い方や応募書類を書くことに慣れていない方でも安心です。

いずれも看護師向けと一般向けがあります。

その両方をうまく利用することで、幅広い選択肢からより最適な職場を見つけられるでしょう。

看護師から転職するにあたってのQ&A

看護師から転職するにあたってのQ&A

最後に、看護師から転職するにあたっての質問をチェックしていきましょう。
看護師から転職する際のよくある質問

看護師は何年続ければ転職できますか?
看護師が転職するなら何月がベストですか?
転職で一番しんどい時期はいつですか?
看護師の退職理由で多いものは何ですか?
看護師から転職し、高収入を狙える職種は何ですか?
40代から転職するのは厳しい?

看護師は何年続ければ転職できますか?

基本的に何年目でも転職は可能です。

ただし、経験年数によって転職先の選択肢や求められるスキルが異なります。

看護師としての経験が3〜4年目以降になると、基本的な看護技術が身についていることに加え、リーダーやプリセプターなどの経験も積んでいると判断される場合が多くなります。

このキャリアステージは、即戦力として高く評価され、転職時の選択肢も大幅に増加します。

看護師が転職するなら何月がベストですか?

1月、6月・7月、9月、11月・12月そして4月は、それぞれ異なる理由で転職に適した時期となっています。

1月、6月、11月は求人が多いとされ、転職に有利な時期となっています。

また、ボーナス支給後(夏は6〜7月、冬は12〜1月)は、多くの看護師が退職するため、その欠員を補充する求人が増加する傾向にあります。

9月は上半期を終えて下半期に入る時期であり、多くの医療機関が年度後半に向けた人員強化を目的として即戦力を積極的に採用する傾向があります。

4月は新卒看護師が入るタイミングのため、中途採用の求人は少ない傾向にあります。

しかし、新卒看護師と一緒に研修を受けられることから、仕事を覚えやすいタイミングといえます。

転職で一番しんどい時期はいつですか?

人によっても異なりますが、共通して「転職活動中〜新しい職場に慣れるまで(特に入職後1〜3ヶ月)」が最もつらい時期とされています。

新しい人間関係や職場環境に慣れるまでの精神的ストレスや、業務に慣れるまで覚えることも多いのが要因です。

相談できる人(友人・転職エージェント・家族など)をあらかじめつくったり、「すぐに完璧にできなくて当たり前」という考えで乗り越えると良いでしょう。

看護師の退職理由で多いものは何ですか?

厚生労働省の「看護職員就業状況等実態調査結果」によると、看護師の退職理由として下記が挙げられます。

・他分野(看護以外)への興味
・責任の重さ・医療事故への不安があるため
・他施設への興味
・給与に不満があるため
・休暇がとれない・とりづらいため
また、看護師の退職理由は、ライフイベント(結婚、出産、育児)や職場環境(人間関係、労働条件)によるものが多く、年代やキャリアステージによって異なる傾向があります。

看護師の退職理由を年代別に見ると、下記が多くなっています。
20代…看護職の他の職場への興味、自分の健康(主に精神的理由)、自分の適性・能力への不安、責任の重さ・医療事故への不安

30代…看護職の他の職場への興味、子育て、転居、夜勤の負担が大きい

40代…子育て、看護職の他の職場への興味、勤務時間が長い・超過勤務が多い

50代…看護職の他の職場への興味、親族の健康・介護、自分の健康(主に身体的理由)

参考:公益社団法人日本看護協会|「ナースセンター登録データに基づく看護職の求職・求人・就職に関する分析」

看護師から転職し、高収入を狙える職種は何ですか?

看護師から転職し、高収入を狙える職種は以下のものがあります。
●企業看護師・産業保健師
大企業に勤務することが多く、給与の水準が高い傾向にあります。

また、定期昇給や賞与、福利厚生が充実している場合が多いです。

●美容クリニック看護師(美容看護師)
インセンティブ制度があり、場合によっては病院看護師よりも高収入が狙えます。

●医療機器メーカーの営業職(MR・医療機器営業)
営業職のため、成果に応じたインセンティブ制度があります。

40代から転職するのは厳しい?

40代でも転職は十分可能です。

看護師不足に悩む病院も多いなか、経験豊富で知識・スキルが身に付いている40代の看護師は、即戦力として期待されています。

また、すでに看護主任などの経験を持つ人も多く、看護チームのリーダーや新人教育を任せられる点も有利なポイントの一つです。

看護師の資格を活かして転職を成功させよう

看護師から他職種への転職を考える方は少なくありません。本記事では看護師資格や経験を活かせる16の職種と、医療業界以外の8つの職種を紹介してきました。

患者さんとのコミュニケーション能力、緊急時の冷静な判断力、観察力や責任感など、看護師としての経験や多くのスキルは、さまざまな職場で重宝されます。

転職を成功させるためには、自分の希望条件を明確にし、必要なスキルを習得しながら、看護師としての強みを活かせる職場を見つけることが大切です。

また転職活動をスムーズに進めるには、信頼できる転職サイトや転職エージェントを活用することをおすすめします。

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