2015年02月20日 10時00分
アパレル業界に学ぶ“仕事でネガティブ評価を避ける”コツ
おしゃべり上手と自惚れないで! 相手の反応を見極めが必要な「接客トーク」 (C)oricon ME inc.
年間を通じて、春は年度切り替えに伴う退職者の後任補充や新規事業開始などを背景に、中途採用ニーズが高まる、まさに転職市場の繁忙期。では、どんな人が“仕事ができるorできない”という評価を得るのだろうか。先日、アパレルなどの販売員の派遣業務を行うIDA(アイ・ディ・アクセス)が、全国の女性有職者300人を対象に実施した『理想のアパレル販売員に関する調査』の結果から、「仕事ができない」とマイナス評価が下されてしまうポイントを探ってみた。
■おしゃべり上手と自惚れないで! 相手の反応を見極めよう
洋服を買いに出かけた時、店員に話しかけられたくない人もいれば、その店員との会話で、ついつい買い物してしまったということもあるだろう。
まずは店員に対して『この人は仕事ができないと思ってしまう接客トーク』についての質問では、1位に【自分の意見を押し付けてくる】(55.3%)。次に【質問に対してすぐに回答できない】(54.0%)、3位に【一方的に話続ける】(41.3%)だった。
話し上手は聞き上手。話しかけた時の相手の反応や、意見を求められているのかどうかの見極めは重要なポイントだ。口数が多いということが、必ずしもコミュニケーション能力が高いというわけではない。また、せっかく質問を受けたのに「分かりません」では、相手に返事をしなかったのと、ほぼ同じ印象を与えてしまうとも言えそうだ。
■アパレル業界でも、洋服・髪型の奇抜さはNG
次に、「あなたが好まない『アパレル店員』の特徴」という設問では、【髪型や髪色が奇抜】(54.7%)でトップで、【メイクが濃すぎる】(50.0%)が次点。そして【そのブランドのテイストと合わないファッションをしている】(41.0%)が続いた。
ファッション業界こそセンスで勝負! と、かなり個性的な装いで出勤する人もいるだろうが・・・ちょっと待った。年代別でみると、40代が特にブランドの雰囲気と合わない店員のファッションに嫌悪感が強い様子。どこのブランドの洋服かということよりも、テイストが合っているかどうかが鍵となるようだ。
■素適な女性であるために…好印象を与える立ち居振る舞いとは?
最後に、『あなたが思う「素敵な女性」について』の設問では、最多が82.0%で【気遣いができる】。2位に【言葉遣いがきちんとしている】(73.7%)、3位に【笑顔で人と接している】(72.3%)がランクイン。これらの項目は年代別にみても、ばらつきはみられず、いつの時代も変わらないといったところ。このほか、【身だしなみに気を遣っている】(60.3%)、【きちんとした敬語が喋れる】(58.7%)も過半数を上回っている。
コミュニケーション能力、自社(自分自身)に対する豊富な情報力、そして身だしなみや言葉遣い、笑顔を絶やさないなど、いずれも接客業として不可欠な能力だが、職業や男女を問わず、社会人として好印象を与える普遍的な要素であることには間違いない。この春こそ転職をと考えているなら、いま一度心に刻んでおこう。
【調査概要】
調査対象:全国の20〜49歳の女性有職者300人
調査実施日:2015年1月27日(火)〜28日(水)
※有職者…雇用形態は不問(正社員・契約社員・派遣社員・パート・アルバイト含む)
調査方法:オンライン調査(アンケートサイト「アイリサーチ」利用)
【調査結果】好まないと思った「店員の特徴」など、グラフでチェック
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