2014年06月10日 09時20分

体臭が原因で「仕事に支障」58.9% ビジネスマナーにニオイ管理も必須?

相手のニオイも自分のニオイも気になるこの季節…ニオイ管理に自信ありますか? (C)oricon ME inc. [拡大する]

相手のニオイも自分のニオイも気になるこの季節…ニオイ管理に自信ありますか? (C)oricon ME inc.

 本格的な梅雨入りとなり、電車やオフィスで鼻をつくのが、部屋干しの臭いや、過度な柔軟剤の香り。また蒸し暑さからでる汗に体臭など、ニオイのトラブルが増加する季節ともいえそう。先日マンダムが発表した「オフィスでの身だしなみとニオイ」に関する意識調査では、ニオイの管理がビジネス面に大きな影響を与えることが明らかになっている。

 職場の身だしなみで“どうにかして欲しいこと”について尋ねると、総合1位は【ニオイ(体臭)】(60.4%)、2位【ニオイ(口臭)】(57.8%)、3位【フケ】(40.2%)と、ニオイに関する項目がワンツーフィニッシュ。昨今では「スメルハラスメント」という言葉も誕生するなど、職場におけるニオイ問題の大きさを実感する結果といえそうだ。

 続いて「ニオイ(体臭)」が原因で、仕事に支障をきたした経験がありますか? という設問では、【他人のニオイが気になって集中できない】が34.8%で約3人に1人という計算に。【自分のニオイも他人のニオイも気になって集中できない】(16.6%)、【自分のニオイが気になって集中できない】(7.5%)と併せると、全体の58.9%の人が、ニオイ(体臭)により仕事に支障をきたしているといえる。

 ビジネスシーンにおいて、相手に「くさい」と感じた時の評価は、どのようなものか。実に42.1%の人が【一緒に仕事をしたくない】、次いで38.3%の人が【周囲への気遣いや配慮が足りないと思う】と、かなり手厳しい回答。ニオイを嫌うだけでなく「社会人としての配慮が欠ける」という、内面的な評価にまで影響している意見もあった。ビジネスにおける身だしなみ教育やマナー教育には、体臭や口臭のケアに関しても促進されるべきなのかもしれない。

 「体臭」とは、本人にとっては深い悩みであり、誰かに容易に相談できるものではない。一方で、周囲から本人に注意することも難しく、センシティブな問題であることは間違いない。体臭は、薬理的な対処が必要な場合もあるが、多くは正しい知識とケアで対処できるもの。自分のため、周囲のため、よりよい職場づくりを目指したスメルコントロールを心がけよう。

【調査概要】
調査時期:2014年5月
調査対象:25〜49歳の働く男女1117名(男性567名 女性550名)
調査地域:東京・大阪
調査方法:オンライン調査

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