「職務経歴書」どう書くのがベスト? 実は知らない“注意点”も紹介!

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「職務経歴書」の基本的な考え方や書き方、注意点とは?

 厚生労働省が6月、前月の全国の有効求人倍率(季節調整値)が1.19倍であったことを発表した。これは23年2ヶ月ぶりの高水準で、“人を探している企業が多い”ということになる。これを機に、転職や再就職を考えている人も少なくないのではないだろうか。最近では、履歴書だけでなく職務経歴書もあわせて提出することが一般的になってきているので、今回はその職務経歴書の基本的な考え方や書き方、注意点を紹介する。

■職務経歴書は「自分を売り込むための提案書」

 職務経歴書で重要なのは、これまでの職務内容や所属していた会社について記述するだけでなく、採用側の人材ニーズにあわせて経験や強みを自己アピールすること。つまり、「自分という“商品”を企業に売り込むための提案書」と考える必要がある。過去にどれだけの実績があっても、企業側が求める人材でなければ不採用になる確率が高くなるからだ。

■「編年体式」と「キャリア式」のメリット&デメリット

 職務経歴書は、大きく「編年体式」と「キャリア式」の2つに分かれる。

 編年体式は、入退社や部署異動などがあった年月を見出しにして、時系列に職歴を記述する書式。直近から過去に遡って記述していく「逆年代式」もある。

 編年体式のメリットは、同一職務の場合どのようにキャリア形成を行ってきたのかがわかりやすいこと。デメリットは、キャリアの特性を把握しづらい点だ。そのため、アピールしたいキャリアを下線で強調するなどの工夫が必要だ。

 一方、キャリア式は、職務内容を見出しにして、これまでの経験を関連業務ごとに分類しながら記述する書式。メリットは、個人のキャリアの特性を理解しやすい点。デメリットは、キャリア形成の道筋を捉えづらいことだ。

 ちなみに、編年体式とキャリア式を併用するケースもあるが、その場合は視点を変えた記述が必要となる。

■体裁面や文章作成上の注意点

 職務経歴書は、措定がない限り基本レイアウトは自由。ただし、注意すべき点もある。

▼A4版1〜2枚にまとめる。手書きよりパソコン入力のほうが編集しやすいうえ、採用側も読みやすい

▼使用するフォントや文字の大きさは統一する。大きさは10.5〜12ポイントがおすすめ。見出しの文字は大きく、太字にするなど読みやすい工夫をして、メリハリをつけよう

▼ビジネス用なので、基本的に図やイラスト、色などは必要ないが、表にすることで見やすくなるのであれば使用してもよい

▼「です・ます調」「だ・である調」のどちらかで統一する

▼最後に誤字・脱字がないかどうか確認する

 職務経歴書は、他者との差別化を図ることが目的。単なる自分史になっては意味がない。採用側の目線に立ち、人材ニーズにあわせて自己アピールすることで相手の関心を引き出そう。提案書でありプレゼンテーションであることを意識して記述することが何より大切といえるだろう。

 次回は、職務経歴書を書く際の「キャリアの棚卸し」や「成果表現」について解説する。

【文/寺本亜紀(キャリア・コンサルタント)】
キャリア・コンサルタント。ライター、映像翻訳者(字幕・吹替)としても活動中。新卒採用やCSR、国連グローバル・コンパクトなど企業向けeラーニング研修教材の企画・制作もしている。

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