2013年01月24日 12時32分

内定学生の愛社精神78.4% 過去5年で最低値

働く前から「愛社精神」が無い? 今年で5度目の『仕事に関する意識調査』発表 [拡大する]

働く前から「愛社精神」が無い? 今年で5度目の『仕事に関する意識調査』発表

 マイナビが24日、入社2〜5年目の若手社会人とすでに内定が決定している学生を対象に2008年から実施している『仕事に関する意識調査』の結果を発表した。厳しい就職戦線を勝ち抜いた内定者たちに、春から勤める会社への“愛社精神”について質問したところ【非常にある(25.5%)】、【まあまあある(52.9%)】が合計78.4%。前年比10.6pt減で、同調査において初めて8割を下回った。

 要因として、同社は「2013年卒の学生は、就職活動期間が2ヶ月間短くなったことで、学生の業界・企業研究不足が指摘されており、企業側への調査でも、6割強(62.3%)の企業が採用活動において『学生の自社や業界への興味が足りないと感じた』と回答している。入社する会社への理解度の低下が、愛社精神の減少にも影響した」と推測した。一方、同設問で若手社会人の回答は計43.0%が【愛社精神がある】とし、前年から2.1pt増だった。

 このほか、今後は会社で「どこまで出世したいか」との設問では、内定学生は【役員まで】、若手社会人は【出世したいと思わない】が前年同様1位に。若手社会人の【出世〜(45.2%)】は前年比5.8pt減だが、調査開始以降5年連続で1位と、強い上昇志向は依然みられなかった。

≪調査概要≫
調査テーマ:「若手社会人と内定学生の仕事に関する意識調査」
調査対象:若手社会人484名(男性141、女性343)/内定学生329名(男性146、女183)
調査期間:若手社会人・2012年9月11日(火)〜11月5日(月)/内定学生 ・2012年9月11日(火)〜12月25日(火)
調査方法:インターネット調査
※構成比の数値は、四捨五入しているため、100%にならないことがある。

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