2009年10月28日 10時00分
介護職を辞める理由「仕事の割に給与が低い」が最多
離職率が高い職種の1つとして挙がった【介護職】
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人材サービス・インテリジェンスが27日、自社が運営する求人情報サービス『an』で、医療・介護系、理美容系の有資格者を対象に、就業に関する意識調査を実施。介護職従事者が仕事を辞める理由として、「仕事の割に給与が低い」がもっとも多かったことがわかった。人材不足を補うには、給与、勤務時間など条件面の改善が改めて浮き彫りとなった。
同調査では、医療・介護系、理美容系の有資格者を対象に、就業に関する意識調査を実施。仕事を辞める理由について聞いた質問では、「業務内容の割に給与が低いから」が【介護系】30.5%、【理美容系】23.2%で最多理由に。【医療系】でも20.8%と、「職場や社員の雰囲気が悪いから」(29.0%)に次ぐ多数回答となっている。
また、仕事を探す際の重視点としては、3職すべてで「やりがいのある仕事であること」が最多となった。「やりがい」を重視した人は、全職種の平均で 4.0%なのに対し、【医療系】16.1%、【介護系】15.7%、【理美容系】21.5%と、いずれも高い割合となっている。高い志を持って職に就くも、肉体的にも精神的にも過酷さを極める職種だけに、早期離職してしまう人も多いのが現実のようだ。
そのほかの重視点として、「正社員、または正社員に近い雇用形態であること」が【介護系】13.0%、【医療系】8.7%と、全職種平均(5.2%)を上回っており、より正社員志向が強いことが分かった。
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