2009年09月18日 12時00分
【働きビト】仕事中に流した「涙」 理由は千差万別
社会人の常識・非常識から恋愛事情まで、様々な分野でのスタンダードを探るコラム、オリコン『働きビト』。社会人ともなれば、嬉しいことから辛いことまで日々様々な出来事に遭遇し、中にはこっそり“涙”を流したことがある人もいるだろう。そこで、第11回目は『仕事中に流したことがある涙は?』と題し、アンケートを実施。一喜一憂、様々な形の“涙”に関するエピソードが届く中、最も多かったのは【悔し涙】。理不尽な理由で唇を噛み締めたという声も目立ったが「自分の出来の悪さが目に見えてわかった時」(群馬県/20代/女性)と、そこで流した涙から自身の成長の跡を確信する人も少なくなかった。
仕事に関する自分の未熟さ、不甲斐なさのほか「自分が良かれと思ってやったことが裏目に出てしまった時」(鹿児島県/30代/女性)、「自分の不甲斐なさを感じた時」(大阪府/20代/男性)に流した【悔し涙】で己を見つめ直し、七転び八起きの精神を学んだというコメントが多数。その一方で、シビアな世界であるが故に「自分の言っていることが正しかったのに怒られた時」(大阪府/30代/女性)、「突然の辞令」(大分県/30代/女性)など、思いがけない出来事に涙をのんだという人も。
次に多かったのは、「いつもは厳しい先輩に『がんばりすぎないでね』と声を掛けてもらった時」(宮城県/20代/女性)、「介護の仕事をしていて、自分の思っている以上に私のことを必要としてくれていたのがわかった時」(東京都/20代/女性)など、感激のあまり頬を伝った【嬉し涙】。「長い期間苦労し続けてきたことが成功した時。嬉しさが込み上げてきた」(長崎県/20代/男性)と、その涙は悔し涙同様に自身のモチベーションや仕事の原動力に繋がっているようだ。
【嬉し涙】に続いたのは「次々と押し寄せる案件が多すぎたあげく、誰にも助けを求められない状況の時」(京都府/20代/女性)に流した【苦しさゆえの涙】 。そのほか、【怒りの涙】や「頼りにしていた一番年の近い先輩が異動になってしまい、ほか誰に頼っていいかわからず先輩の前で思わず泣いた」(東京都/20代/女性)のように、先輩や上司の人事異動が理由の【寂し涙】という意見もあった。
その時の感情と共に瞳から溢れ出る涙。今回のアンケートでは【悔し涙】に声を震わせたものの、寄せられたコメントを見ていくとその涙が今の自分を形成したと実感する人が目立った。“涙は人を強くする”とはよく言うが、まさしく涙からは多くのことを学ぶことができるようだ。
【調査概要】
調査対象:自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員で職業の登録属性が、「公務員」、「経営者・役員」、「会社員(事務系)」、「会社員(技術系)」、「会社員(その他)」、「契約社員・派遣社員」にチェックしている方。未婚20代、30代の男女、各250人、合計1000人
調査日時:2009年8月25日(火)〜8月28日(金)
調査方法:インターネット調査
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