松本隆、作詞家は天職 はっぴいえんど解散の“危機”が人生のチャンスに

意外にも(!?)この日が初対面という(左から)糸井重里、松本隆 (C)oricon ME inc. [拡大する]

意外にも(!?)この日が初対面という(左から)糸井重里、松本隆 (C)oricon ME inc.

 日本の音楽史に多大な影響を与え続ける作詞家・松本隆(66)が1日、コピーライターの糸井重里(66)と共に『ほぼ日手帳2016』発売記念イベントに登場した。同年代で共通の知人も多い2人だが、意外にも(!?)この日が初対面。「ある日突然、はっぴいえんどが解散することになって、その時は生活に困った(笑)」(松本)という作詞家生活スタートのきっかけになった転機や仕事への向き合い方など、“言葉”を扱うレジェンド同士、熱いトークを繰り広げた。

 ロックバンド・はっぴいえんどでドラムを担当していた松本にとって、作詞は元々“副業”だった。このままドラマーとしてキャリアを積んでいくはずが…人気絶頂期にバンドは解散し、「急に筆を取られた画家みたいになっちゃって困りました」。そんな中、バンド時代のエンジニアの紹介で、アグネス・チャンのアルバム曲の作詞コンペに参加したところ、それがシングルのA面(「ポケットいっぱいの秘密」)に抜てき。人生のピンチが名作詞家・松本隆を生んだという。

 糸井も沢田研二や山口百恵など、大物を手がけてきた作詞家のひとりだが、松本の“華麗なる転職”に、「『作詞ならあの人に頼もう』って思われる存在になるというのはすごいですよね」と絶賛。同年代ということで、若い頃はライバル視することもあったようで、「はっぴいえんどは良いバンドだし、(作詞家としても)いろんな人に歌ってもらっていて羨ましいなと思っていました」と語る糸井に、松本は「ホントですか? でも、確かにはっぴいえんどは良いバンドですよね」と冗談交じりに笑った。

 今年で作詞活動45周年を迎えた松本だが、「初めから“縁の下の力持ち”が好きだったので、作詞家は天職だと思う」。作詞家として支持され続ける理由として、「僕の生き方的に、自分が得する時にはまわりの人にも得をしてほしいというか。糸井さんもお持ちだと思うけど、そういう気持ちで取り組んでいることも影響しているのかもしれませんよね」と語ると、糸井も「うんうん。おいしいものは一緒に食べたいという感じですよね」とうなずいていた。



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