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<子供に見せたくないアニメ>といわれた『クレヨンしんちゃん』の劇場版で、文化庁から表彰されたり、昨年劇場公開された『河童のクゥと夏休み』では、ジブリ作品以外のアニメーション映画で初となる、キネマ旬報ベストテン入りを果たしたり。アニメーションの枠にとらわれない映画作りが多方面から高い評価を得ている原恵一さん。「嫌な思い出も、苦い経験も、やがて生かされる時がくる。『河童のクゥと夏休み』がまさにそうだった」と話す原さんに、なぜアニメの仕事をしているのか、どうやって働いてきたのかなど、半生を振り返っていただきました。 (Photo:昭樹)

原恵一さんの人生グラフ(縦軸:幸福度 横軸:年齢 幸福度 最小値0〜最大100)



原 恵一
1959年7月24日生まれ。群馬県館林市出身。1982年シンエイ動画に入社。テレビアニメの『ドラえもん』の演出、『エスパー魔美』のチーフディレクターを経て、1997年よりテレビ・映画の『クレヨンしんちゃん』シリーズの脚本・監督。2001年映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』が大人たちに絶賛され、2002年映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦』では、第6回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞ほかを受賞。2007年7月、長年の夢だったアニメ映画『河童のクゥと夏休み』が劇場公開され、同作品は第11回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞、第31回日本アカデミー賞アニメーション部門優秀作品賞などを受賞した。

子どもの頃から絵を描くのが好きだった

 少年時代も、青春時代も、これといって特筆するような思い出は・・・、ない!?

 「人になじめないタイプだったんです(笑)。運動が得意なわけではないし、頭も特別よくなかったし、気も弱かったんで、いつも隅っこにいた記憶があります」と話すアニメーション監督の原恵一さん。

 「いいことばかり、楽しい思い出ばかりだったらいいけれど、そうもいかない。そんなもんじゃない、人生って。でも、いつかどこかで、なんであの頃はあんな気持ちになっていんだろうって、思う時が必ずくるわけで・・・」

2007年劇場公開された『河童のクゥと夏休み』の中に、主人公の小学生「康一」が、自分より体格の大きい同級生を投げ飛ばすシーンが描かれている。

「子どもの頃、そういうことができたらいいなぁ、と思っていましたよね。現実は逆で、そうそう誰かと喧嘩することもなかったんですけど、いつも最後は泣いている記憶があって、勝った覚えがないんですよ」

原さんが生涯初、夢中になったものは映画の『ゴジラ』。日本のアニメーションの創世記を築いた『鉄腕アトム』や『鉄人28号』を見て育った世代だ。

「マンガも好きだったから、よく買ってもらっていたし、自分でも書いていました。アウトドアで遊ぶよりも、インドアで落書きしているのが好きなタイプでした」

 一方で、少年時代には自然を守るパークレンジャーにも憧れた。

 「インドア派といいつつも、自然に興味があったんですよね。日本の自然より、アフリカのサバンナで、ゼブラ柄のジープに乗っているイメージ。動物図鑑とかよく見ていたし、動物のフィギアを集めたりしていました」

3『河童のクゥと夏休み』
【完全生産限定版@】
コレクターズBOX(DVD2枚組み+ブックレット)
品番:ANZB2801
価格:5,775円(税込)
●特別版本編DVD(約3分の未公開部分を収録)
●特典DVD(特別番組『そうだ遠野へ行こう』などを収録)
●特製ブックレット
●描き下ろし三方背ボックス仕様

【完全生産限定版A】
ぬいぐるみ同梱パック(限定5,000個)
品番:ANZB2803
価格:5,040円(税込)
●劇場公開版本編DVD
●クゥのぬいぐるみ
【通常版】
品番:ANZB2801
価格:3,990円(税込)
●劇場公開版本編DVD

発売日:2008年05月28日
発売元:アニプレックス
販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
(C)2007 木暮正夫/「河童のクゥと夏休み」製作委員会
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