2011年03月11日 08時00分
犬映画の当たり年!? 小日向文世主演ドラマ『犬飼さんちの犬』映画化
『犬飼さんちの犬』6 月25日(土)より全国ロードショー (C)2011「犬飼さんちの犬」製作委員会
1〜3月にかけて東名阪独立U6局ほかで放送された、俳優・小日向文世主演の連続ドラマ『犬飼さんちの犬』が映画化されることが10日、わかった。公開中の『わさお』や『星守る犬』(6月11日公開)など、犬映画の当たり年といわれる今年のランナップに加わるのは、犬飼という苗字ながら、実は大の犬嫌いの主人公(小日向)と、単身赴任中に家族がこっそり飼った犬のサモンとの“一家の主の座”をめぐる騒動を描いたハートウォーミング・ストーリー。
小日向と共演するのは、サモエド犬のサモン。真っ白でムクムクの毛並みと“サモエドスマイル”と呼ばれる、いつも笑っているように見える愛嬌たっぷりの表情が特徴だ。今回のキャスティングは、「サモンの笑っている顔と、小日向さんの笑顔が似ていたから」と亀井亨監督。「“犬が可愛い”だけの映画にはしない」と、動物映画シリーズ『幼獣マメシバ』(2009年)、『ねこタクシー』(2010年)に続いてメガホンをとる。
犬嫌いの設定だが、小日向自身は「“きなこ”という名前のトイプードルを飼っている」というほどの“犬好き”。しかも、「2007年に映画『HERO』を撮っていた時でした、妻から『犬を買っちゃったー』とメールが届いて。最初はなかなか慣れなくて、犬飼さんちみたいに『俺を取るか、犬を取るか』とケンカになったりして(笑)。だから、犬を飼うことにとまどう主人公の気持ちがよくわかるんです」と語っている。
撮影中の小日向は、犬が苦手な役の設定を忘れて、サモンと仲良く戯れたり、つい頬がゆるんでしまって、NGを出すこともしばしば。それでも、「サモエド犬は、性格もおおらかで優雅で、本当にかわいいい。現場にもいい雰囲気が漂っていて、見ているだけで癒されます」。
亀井監督は「動物と付き合っていくには人間関係と一緒で、当然、嫌な事もあります。この映画では犬飼という、犬が苦手な主人公が、壁をどう乗り越えて成長していくのかをテーマにしています」と話す。
映画版『犬飼さんちの犬』は6月25日(土)より東京・シネマスクエアとうきゅうほか全国ロードショー。
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