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2009年12月21日 11時00分
電子マネーの使用状況を示す円グラフ 

電子マネー、約4割強が未使用 「得体の知れなさ」「金銭感覚の麻痺」を不安視

■“電子マネー”に関する調査結果

 サイフを持ち歩かなくとも瞬時に決済が出来る“電子マネー”。生活に身近な同事業は、コンビニ業界を中心に“顧客の囲い込み”を狙い、大型企業の参入や新サービスの発表など話題に事欠かない。そこでORICON STYLEでは『電子マネーの利用現状』について調査を実施。現在の使用者は46.9%と過半数を下回った。また【以前使っていたが、現在は使っていない】が7.2%、【全く使用した経験が無い】【今後も使用する予定が無い】という人は計45.9%となり、理由としては「仕組みがよくわからない」(大阪府/20代/男性)、「お金を使った実感がなくなりそう」(東京都/30代/女性)と、支払いやチャージ方法、また“目に見えないお金”に対する不安の声が目立っている。

 現在、電子マネーの普及に最も注力する業界の1つがコンビニエンスストア。昨年7月に、たばこ購入時の成人識別カード『taspo』が導入されたことによる“taspo特需”も落ち着き、現在では各社電子マネーを駆使した顧客の囲い込みに必死だ。最近では楽天が『Edy』を運営するビットワレット社を連結子会社化し同事業に参入。ファミリーマートがイオンの電子マネー『WAON』を導入するなど、これらの動きからも“電子マネー”への注目度の高さがうかがえる。

 競争が激化していく中、今回のアンケートでは通勤・通学での“定期券”としての使用を除き、物流のみでの使用実態を調査。未だ4割強が未使用と回答した。利便性は感じるのだが、「使い方がイマイチよくわからない」(長崎県/20代/女性)、「手続きが面倒そう」(千葉県/20代/男性)といったコメントが多く、全貌が見えないがために、未だ手を出していないというのが本音のようだ。同様の流れから「セキュリティ面が心配」(大阪府/20代/男性)という意見や、手早く決済が出来るという利点に対して「お金を使っている感覚が鈍ってしまいそう」(大分県/30代/男性)と不安を抱く人も少なくない。

 また、【以前使っていたが、現在は使用していない】と答えた人はわずか7.2%とごく少数。一度使えばその利便性を実感している様子だが、使わなくなった理由には「チャージが簡単にできるため、使い過ぎでクレジットカードの請求が高額になってしまった」(大阪府/30代/男性)と、反省を踏まえて自粛している人もみられた。

 一方、使用者からは「会計の時に楽だし、ポイントが溜まったりするから現金で買うよりお得な感じがする」(埼玉県/20代/女性)という声が際立ち、やはりポイント還元を一番のメリットと感じている人が多かった。ちなみに、使用者を男女別でみると「男性=49.8%」、「女性=42.6%」と男性の方がやや多く、男女・世代別で最も使用者が多かったのは「男性30代」の54.4%に対して、最低値は「女性20代」の33.3%と、女性の方が電子マネーに対してやや消極的な傾向も。さらに女性に関しては「30代」は49.3%、「40代」では44.8%という結果から、必ずしも若い層ほど電子マネーに興味があるというわけではなさそうだ。

 最近では、各社連携することでサービスの幅が広がり、より一層その利便性を高めている電子マネー。さらなるシェアの拡大は、未使用者から挙がった不安の声をどう拭い去っていけるかが焦点となりそうだ。

【調査概要】
調査期間:2009年11月18日(水)〜11月24日(火)
調査対象:計750人(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員で有職者20代、30代、40代の男女、各250人)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査






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