2008年05月16日 11時00分

育児休暇「取りたい」、男性で8割以上

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 昔に比べ、育児や家事を手伝う男性が増えてきている昨今、“専業主夫”をする方もいるというが、オリコンでは、20代から40代の働く男性に育児観・結婚観についてアンケート。『子供が産まれたら、育児休暇をとるか』という質問では、【取る】という人が21.7%にとどまったが、【取りたいけれど、取れない】(53.0%)という、取りたい気持ちを持っている男性を含めると8割以上が育児休暇を求めていることが明らかになった。海外に比べて日本ではまだ男性の育児休暇は取りにくい現状にあるようだが、多くの男性の本音は「育児のために会社を休みたい」ということだ。

 世代別に見てみると、【取る】と答えたのは20代の男性が最も多く27.5%。30代の17.5%に比べると10ポイント多いなど、若い世代のほうが「取りたい」と考えている人が多い。また、【取りたいけれど、取れない】は58.0%と30代の男性が最も多く、働き盛りということもあるのか、長期にわたっての休暇は取りづらいのかもしれない。厚生労働省が発表した平成18年度の男性の育児休暇取得率はわずか0.57%という結果もあるように、現実はなかなか難しいよう。

 また、『結婚したら奥さんに仕事を辞めて欲しいか』という質問では、【はい】が19.2%、【いいえ】が80.8%となるなど、8割以上の男性が仕事を続けて欲しいと思っていることがわかった。食料品などを中心に物価が上昇するなど、家計の苦しい世帯も少なくないことが影響しているのかもしれないが、若い世代に比べ40代では3割近い人が仕事を辞めて欲しいと答えるなど、世代によって結婚観も異なるといえそうだ。

(2008年3月27日〜3月31日、自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員で、会社員(事務系/技術系/その他)、公務員、経営者・役員、契約社員・派遣社員の20代、30代、40代の男女、各200人、合計1,200人にインターネット調査したもの)




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