2009年06月30日 18時00分
田代まさし、テレビレギュラー復帰も前途多難 「オーラ無くなった」と厳しい声も
記者会見に登場した田代まさし (C)ORICON DD inc.
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タレントの田代まさしが30日、都内のホールでCSチャンネル・MONDO21の新番組『田代まさしのいらっしゃいマーシー』(7月2日 後11:30スタート)の収録を行った。久々に本格的な“テレビ復帰”を果たした田代は、報道陣の取材に応じ「チャンスを与えていただき感謝している。進行を務めるが、自分が説教されたりする新感覚番組になる」とあいさつした。その一方、出演者から「『オーラが無くなった』と言われたのがショック」とポツリ。番組関係者も「まだまだ周囲の環境は厳しい…」と前途多難の様相をうかがわせた。
田代はこの日、ホームレス経験のあるリサイクルショップ「生活創庫」社長・堀之内九一郎氏と芸能リポーター・梨元勝氏を相手に軽妙なトークを展開。会見冒頭で「出所おめでとう!」と手荒い祝福を受け苦笑いを浮かべた。そして「共演したいのはズバリ、志村けんさん。最近、付き人を公募していたので応募しようかな?と思っている」とラブコール。さらに、最近お世話になっているという電撃ネットワークの南部虎弾の名前を挙げて「ステージで“タマ”を引っ張ってるし、あの人こそ捕まって欲しい」とブラックジョークで笑わせた。
すでに芸歴は30年に近く、ベテランの域に達している田代だが、久々のレギュラー番組の感想を聞かれると「なるべく普段の自分を出したいが、不安があったりするんですよね…」と本音を吐露。番組関係者は「収録や宣伝に至るまで、相当な難題があったのは事実。現状6話(9月中旬)までの放送は決定していますが、その後については随時様子を見ながら決めていきたい」とした。また、志村をはじめ逮捕前に馴染みの深かった人物へのゲストオファーは「あえて外している」という。
しかし「あれだけの芸歴の持ち主。トークの面白さや彼が今、何をやろうとしているのかを番組を通して伝えたいし、ゲストも(田代にとって)今後役立つことを念頭に考えている」(番組関係者)と、基本的にはマーシーの“再生計画”には前向きな構えだ。
田代が、馴染みのあるテレビというフィールドで場数を踏み、今後自身が“夢”と語る「シャネルズのメンバーとの活動」へ繋げていけるかどうか・・・。今回の冠番組において短期間で一定の“結果”を出せるかということが、その試金石のひとつとなりそうだ。