2010年05月30日 12時20分
竹内結子、初刑事役に「年上を顎で使う雰囲気が不思議」
今秋放送のSPドラマ『ストロベリーナイト』(フジテレビ系)に出演する(左から)生瀬勝久、竹内結子、武田鉄矢 (C)ORICON DD inc.
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俳優の竹内結子、生瀬勝久、武田鉄矢が今秋放送のSPドラマ『ストロベリーナイト』(フジテレビ系)の撮影の合間を縫って30日、都内で報道陣のインタビューに応じた。ノンキャリアながら異例のスピード出世を遂げた警視庁捜査一課殺人犯捜査十係、唯一の女性班長を演じる竹内は初の刑事役に「階級社会で、自分より年齢が上の人を顎で使う雰囲気が、不思議な世界だなーと」とポツリ。さらに「毎日スーツを着ると気持ちがピリっとする」と新境地に期待を持たせた。
文庫化されて1年ほどで60万部を超える大ヒットとなった、作家・誉田哲也氏の原作をドラマ化。竹内は高校時代にある事件に巻き込まれた経験から刑事を志望し、“犯人以上に犯人の気持ちが分かる”と言われる程の鋭い勘を武器に、持ち前の成り上がり精神で異例のスピード出世を果たした姫川玲子を演じる。ため池近くの植え込みからビニールシートに包まれた男の惨殺死体が発見され、捜査で浮上した謎の言葉「ストロベリーナイト」の意味や実態を解き明かしてくうちに衝撃の事実にたどり着く…という本格サスペンス。
竹内と初共演でペアを組む関西弁の刑事役を演じる生瀬は「…キレイですね。いろんなシーンを撮って、非常に人間的なキャラクターを演じてる。動きといい表情といい、関西にはいない方」と笑いを誘った。一方事件の鍵を握る姫川のライバル刑事“ガンテツ”(勝俣警部補)を演じる武田は「生瀬さんとは逆で嫌いで嫌いでしょうがない、こんな女が出てくるから日本はダメになったと(勝俣警部補は)思ってるんでしょうね。とにかく悪い奴を徹底的にやってます」と自身の役どころを語った。
竹内は「わりとひらめきで物事を解決していくタイプで、感情の波が分からない。自分の気持ちがどこに入っていけばいいのかを気をつけてやろうと思いました」と役作りに苦労した様子。一方、武田はアクの強い役柄を演じる際に「強い宗教観を持っていないとダメ。監督や脚本にかけあって、宗教上の言葉を1行だけ入れさせてくれと頼む」といい、同作では「旧訳聖書。ヒロインのお嬢さんを見て、キリスト系統で行こうと思って。自分のセリフで整理しているだけなので、(役作りに)気付く人がいなくていい」と役者としてのこだわりぶりを明かしていた。
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