北野武、仏芸術文化勲章受章を凱旋報告 「ありがたいこった」

仏芸術文化勲章(写真左)と手作りのバンクーバー五輪金メダル(右)を掲げておどける北野武監督 (C)ORICON DD inc.   [拡大する]

仏芸術文化勲章(写真左)と手作りのバンクーバー五輪金メダル(右)を掲げておどける北野武監督 (C)ORICON DD inc.  

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 フランス芸術文化勲章『コマンドゥール』を受章した北野武が13日帰国。成田空港で所属事務所オフィス北野の森昌之代表と会見し「ありがたいこった。黒澤(明)さんがもらったやつということで嬉しかった」と晴れやかな笑顔で受賞を報告した。1999年にも同文化勲章『ジュバリエ』を受章しているが、今回は2階級上で最高位。現地で「コマネチはやらなかったけど、夜のパーティーでえらい人が出てきてコマネチ!ってやるから驚いちゃった」と終始ご機嫌だった。

 「類を見ないものづくりを進める直感的な才能」などが評価されたが、日本で「北野監督が受章」と報じられたことなどを受け、事務所関係者は「監督というよりコメディアン、映画監督、芸術活動など、幅広い分野での才能が認められた北野その人を表彰したというのが正確な受章理由」と改めて説明。財団より事前に受章の通達があったものの、本人にはパリへ発つ当日まで伏せておかなければならない事情があったという。

 奇しくも同じ成田空港で喜びの知らせを聞いた北野は「待合室で(森)社長がパリに行ったら文化勲章をくれる予定と聞いて『そんなんすごいのくれるの? フランス人はいい加減だから当日になって嫌だって言うかもよ』って話した。最初、喜びの知らせって言うから、事務所の脱税がばれたか、山本モナの浮気現場か、カミさんが死んだかかと思った」と北野節を炸裂。

 同章はパレロワイヤルにて授与されることが通例となっていることから、過去にスティービー・ワンダーへの授与がスケジュールの都合で名前が挙がってから30年かかったこともあったが、北野の場合は自身の個展『絵描き小僧』で滞在中だったパリのカルティエ現代美術財団をフレデリック・ミッテラン文化相が自ら訪れ授与するなど、異例といえる対応だ。

 これには、フランスの「カルト的」北野人気があると北野自身も自負。今後は「日本の文化勲章、人間国宝を1日も早くもらいたい。もらったら無銭飲食で捕まるってのが夢」と軽快なジョークを飛ばし、勲章を見つめると「ドンキホーテって書いてある…フランス政府から剥奪されちゃうな」と独特の表現で喜んだ。

 高まる北野人気を背景に、今後のパリでの映画制作の可能性には「全然ダメだ。フランス語わからないし」と否定。会場ではミッテラン文化相とともに北野の作品を見てまわったといい「会見前にモメて機嫌が悪かったらしいけどゲラゲラ笑ってて、会場をひとまわりしたらあまりにくだらないんで笑顔になっちゃって」と手応えをつかんだという。

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