『劔岳』木村大作監督、就活生に向かって吠える「一所懸命に生きろ!」

木村大作監督 (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

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 興行収入25億3000万円超のヒットを記録した映画『劔岳 点の記』(6月20日全国公開)の監督・木村大作が16日、14日よりドキュメンタリー映画『劔岳 撮影の記 標高3000メートル、激闘の873日−』(大澤嘉工監督)が公開中の東京・新宿バルト9でトークイベントを行った。月曜日午前中からの上映にもかかわらず満席となった客席には、中高年の男女に混じってリクルートスーツ姿の学生も見受けられた。

 上映後、フジテレビ笠井信輔アナウンサーの司会で木村監督が登壇。「(ドキュメンタリーを観て)感動しました。自分が主演ですからね」と上機嫌にあいさつ。「『俺だったらこう撮るな』って思うこともあったけど、大澤は私に似ているところがあって『あーしろ、こーしろ』と言っても直しゃーしない」と1970年生まれの大澤監督を珍しく(?)、評価していた。

 木村監督はこの日も饒舌で「浅野忠信さんが、俺を見て、こう言ってくれた。『人間70歳近くまで、わがまま言ってていいんだ。頭にきたけど、あのわがままがなければこんな映画は作れなかった』と。『俺(木村監督)のようなわがままを後の世代に伝えていかないといけない』と言ってくれたのは嬉しかったね」などと話し、時に毒舌を効かせて会場の爆笑をさそった。

 客席の就活中の女子学生から「わがままで好きなことをやり続ける秘訣」を問われた木村監督は「風に吹かれて、気の向くままに」と回答。その言葉の意味を説明しながら「風とは世間のこと。そんなの気にしません。しかし、自分の気が向いたものには、一所懸命取り組む。一生懸命じゃないよ。ひとつのことに懸命になることだ。一所懸命生きろ」と激励した。

 最後に、就活中の学生に向けて「俺も、昭和33年に11社落ちて、ボイラー室の人が足りないからと東宝に入社したんだ。カメラマンになりたいとか監督になりたいとか、そんなこと考えていなかった。生活するために就職して、お金を稼がなければならなかっただけ。それでも、一所懸命やることが大切。そうすれば、誰かが必ず見ている。サボっていたら、誰も見てくれない」とエールを送っていた。

 撮影200日以上、標高3000メートル級の立山連峰にこもって撮影された映画『劔岳 点の記』のクランクイン前から、木村監督はじめ映画製作に命をかけて取り組んだスタッフ、キャストの2年間を伝えるドキュメンタリー映画『劔岳 撮影の記 標高3000メートル、激闘の873日−』は、同館および大阪・梅田ブルク7、富山・TOHOシネマズ ファボーレ富山で限定公開中。

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