森光子、国民栄誉賞受賞に「夢のよう・・・引退なんかいたしません」

花束を受け取る森光子(C)ORICON DD inc.  [拡大する]

花束を受け取る森光子(C)ORICON DD inc. 

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 主演舞台『放浪記』の公演が2000回を突破した女優・森光子が29日、国民栄誉賞の授与発表を受け、同日に東京・帝国劇場で行った同舞台の千秋楽終了後のカーテンコールと会見で喜びを語った。受賞した森は「夢のよう」と感謝しきり。そして「引退なんかいたしません。表現力の豊かな女優になって、もっといい芝居を作って、ごらん頂きたい」と今後の展望を語り、目を輝かせた。

 国民栄誉賞受賞第1号の王貞治氏から花束が届けられ、森喜朗元首相も激励に駆けつけ、祝福ムードに包まれた会場で、森は「今日でこの役からさよならするとは思えません。今から48年前に菊田一夫さんから頂いたご本が、50年近く愛されると思っていませんでした」と深々とお辞儀。受賞を未だ信じられないといった様子の森は「芝居さえあれば、闘える意欲や健康を維持できると思う。一番の秘訣は健康」と約半世紀を駆け抜けることのできた秘訣を語った。

 現役女優としては初の同受賞となったが、「これは引退の花道ではないと思っています。それが1番の望み」と生涯現役を貫く。「こんなに長くやってもあがり症なんです」と微笑む森は「またやれる時は、後ろから背中を押していただきたい」と今後も女優として精進していくことを誓った。

 森は1961年の『放浪記』初演以来、代役なしで主人公・林芙美子を演じ続け、89歳の誕生日となる今月9日に2000回を達成。単独主演上演回数の国内記録を千秋楽で2017回に更新した。なお、文化勲章と国民栄誉賞の両受賞者は黒澤明監督以来、2人目という記録も打ちたてた。

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