もはや流行語になってしまっている “自分らしさ”。それらを表現することをセルフプロデュースといいますが、「どのように自らをプロデュースするのか？」を具体的に考えたことはありますか？
　今回は、相手の潜在能力をコミュニケーションで引き出すコーチングのプロフェッショナルであり、引き出された内面をビジュアル化するパーソナルスタイリストの三好凛佳さんと、同じくコーチングのプロでありながら、企業のコミュニケーション育成研修や、営業人材育成研修を手掛ける大島佳子さんに、“自分らしく輝くために”をテーマに、その方法を伝授していただきました。

　セルフプロデュースに欠かせない条件は何でしょう。服装？メイク？外見はもちろん欠かせない条件です。それでは、立ち居振舞いや、話し方、言葉遣いはいかがですか？どんなにステキに服を着こなしていても、私たちは静止画像ではいられないのです。「急に変化なんかできないわ〜」と心配することはありません。目指すところは“自分らしく輝く”ではありませんか！まずは、自分を探しに行きましょう！

　そのとっておきの手法は、「コーチをつける」こと。コーチの質問に答えながら、あなたは自分の考えをどんどん口に出して行きます。コーチは、なりたい自分を探しに一緒に歩いてくれるサポーターのような存在です。
　では、なぜセルフプロデュースが必要なのか、セルフプロデュースをしたいのかをよく考えてみましょう。成長したいから･･･、自信を持ちたいから･･･と様々な答えがあると思いますが、そこに必ず介在するのは、“他人の評価”です。なりたい自分も、あなたの生活環境や職場の中で、いかに輝くかという“周囲”があってこそ初めて活かされるわけです。

　さぁ、それでは実践しましょう。もちろん上記のようにプロのコーチやパーソナルスタイリストの手を借りれば、格段の変化を目の当たりにすることができるでしょう。
　しかし、もっと身近なお友達同士でも、できることはあります！質問ごっこから入ってみてください。誰にどんな風に見られたいのか、どういう自分なのかを問いかけ合うのです。知的な感じ、ゆったりとした余裕のある大人･･･など、イメージを膨らませるためには言語化するのが最適です。女優やタレントさんなど、具体的な例があると意思疎通がしやすいかもしれませんね。そして、いざショッピングへ！お互いに客観的な意見を出し合いながら楽しんでください。
　“自分らしく輝く”ということは、自分を客観的に見て、良いところを上手に発信していくことだと思います。それこそがセルフプロデュースなのです。

　実はかく言う大島さんも、パートナーである三好凛佳さんのリピート客だそうです。「私は、OLから講師業として独立する際に、コーチングとパーソナルスタイリングを三好凛佳さんから受けました。誰からどんな風に見られたいのか、どういう自分に成長して行きたいのかを明確にしたら、ファッションの選び方も変わりました」
　そして、うれしいことにビジュアルが完成すると、なぜか立ち居振舞いや言葉遣いも影響されてしまうものなのです。着物を着ると背筋がシャンとして、ぞんざいな言動は、自然となりを潜めてしまうのと同じように、三好チョイスの服を着ると“講師らしい自分”にスイッチが入るのです。身をもっての証言ですが（笑）、外面と内面はお互いに影響しあっていると考えて間違いないと思いますね。
　2007年が、あなたにとって幸せなセルフプロデュース元年になることを心から応援しています。