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Q. 経営企画・事業企画の分野で、年収600万円を超えようとするならば、どのようなキャアリアが求められますか? |
A. リーダーとして人をまとめたマネージメント経験と、自分をPRできるスキルや資格が必要です。
経営企画・事業企画は、企業活動の中核を成すポジションであり、転職希望者に人気の職種です。そこで600万円以上の年収を勝ち取るためには、このふたつは不可欠な要素なのです。 |
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20代から30代前半で年収600万円をクリアするには、マネージメント経験を身に付けているかどうかがポイントになります。管理したスタッフ数は2〜3人でもかまわないので、リーダー的な仕事の経験を是非身に付けておきたいですね。そして、目指す職種に関して、自分をPRできるスキルを持っているかということです。MBAなどの資格でも、新規事業立ち上げなどの経験値でもいいんです。そういうものを持っていれば、さらに可能性が高くなります。
基本的には職制としての管理職・マネージャー職を経験していることが望ましいですね。例え役職でなくとも、プロジェクトリーダーのように何人かのスタッフをメンバーとしてまとめたという経験があればプラスとなります。年収600万円を超えるスタッフには、スペシャリストではなくゼネラリストが欲しいという考え方が企業サイドにはあります。そのため、形はどうであれ、全体を見ながら人をまとめたというマネージメント経験が求められるのです。何か特定の職種でものすごいスキルがあれば年収600万円を超えることもあるでしょうが、そうでなければ、マネージャー経験があったほうが有利なのです。年収600万円を超える転職とは、将来の幹部として期待されているわけですから、マネージャー経験が求められるのです。
スキルでは、有利なのが英語力です。外資系も含めて紹介可能な会社の数が増え、高年収につながる可能性が高まります。英文のビジネス書類が読解できるTOEIC600点レベル以上が必要でしょう。資格・経験値では、CPA・MBAなどの資格、新規事業立ち上げ・IPOに携わったなどの経験値が求められます。600万円という年収を見据えた場合、資格を持っていることが望ましいのですが、資格がなくとも一定の職種で3年以上の経験値があれば道は開けます。中長期経営計画立案、予算を見据えたプロジェクト進行などで3年以上の経験があれば、経営企画・事業企画分野への転職で年収600万円をクリアすることは可能です。要は企業のニーズにマッチする実務経験の有無がポイントになり、ニーズにマッチした経験値を持っていれば、年収600万円を超える可能性が高くなるのです。
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<プロフィール>
株式会社キャリアマート http://www.career-m.jp/
キャリアコンサルティンググループ キャリアアドバイザー
大久保 慎吾さん(オオクボ シンゴ)
大手流通業界で34年、店舗での販売、本部での商品企画開発、販売企画、カタログ通販企画、輸入企画、店舗運営サポート全般を経験。大手人材紹介会社で流通、20代の転職サポートを経験後、現在のキャリアマートへ。経営企画・事業企画、マーケティング・商品企画、広報・宣伝、販売促進、担当のキャリアアドバイザーとして、転職活動をサポート。販売側と製造側との接点や接客経験や自分自身も転職活動経験あり、その経験を活かして20代から50代までの幅広い年齢層の求職者へのアドバイスを行っています。 |