2015年01月16日 10時00分

レアな求人を続々紹介 その企画に込められた想いとは?

異色な求人情報を取り扱う「@type」の『劇的キャリアチェンジ!人生を変えるレア求人』サイトページ [拡大する]

異色な求人情報を取り扱う「@type」の『劇的キャリアチェンジ!人生を変えるレア求人』サイトページ

 転職サイト「@type」の中で、異色の求人を扱うコーナー『劇的キャリアチェンジ!人生を変えるレア求人』が人気を集めている。これまでにも“サッカースクールのコーチングスタッフ”“離島の島おこし”“飴職人”の情報を掲載。一風変わったこの“求人情報”は読み物としての魅力はもちろんのこと、自分に合った仕事を追い求める人たちの価値観を見直す、貴重な“気づき”の場にもなっている。

 「記事を読んで興味を持った人の誰もが応募できる、決してイロモノではない、知的好奇心を刺激する仕事だけを選んでいます」と語るのは、「@type」の福井千尋編集長。実際に応募してきた人の年齢や性別は実にさまざま。 “離島での島おこし”の求人でも数十人からの応募があったというが、応募者の多くは20代後半で、すでにかなりの社会人経験を持っている人が大半だったという。

 転職するとなれば引っ越しなども伴うだけに、周囲の理解も必要だし、環境も激変する。それでも決断を下し、応募を決意した人が数十人もいたというのは驚かされるが、“こんな仕事もいいかもしれない”と思わせる魅力が、この企画にはあるのかもしれない。

 福井編集長もそこが狙いだったと語る。「“いい仕事。いい人生。”が弊社の企業理念なのですが、いい仕事もいい人生も人それぞれ。でも毎日忙しく働いていると、自分にとっての“いい仕事”とは何かを改めて考えることなんてなかなかありません。人生を変えるレア求人は、多忙なビジネスパーソンの皆さんに、今の日常や価値観から少し離れて仕事を見つめ直してみるきっかけを提供したいと思い、スタートした企画なんです」。

 とはいえそう簡単に“レアな求人”は出てこないため、編集部から広告主を探しアプローチしているという。これまでにいくつもの職種にアプローチしたそうだが、「今は人材が充足しているなどの理由で実現しませんでした。求人を探すのにはいつも苦労します」と企画担当の鳥居俊介氏は苦笑いを浮かべる。それでも妥協はしない。「『@type』の利用者の多くは、いわゆるオフィスワークの求人を探すためにサイトに訪れます。でも、そうした人々の好奇心を刺激し、これは面白い、転職してみたいな、こんなキャリア選択もあるのか!と思っていただける企画にしていきたい」(鳥居氏)。

 社会人がふとした時に考える「もし今の仕事に就いていなかったら…」という思い。知らない世界を覗き見する気分でこの企画を読みつつそんな“妄想”に浸り、今の仕事や3年後、5年後の自分について考えてみても良いかもしれない!?

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