『相棒』和泉監督が語る“杉下右京のラスト”とは「謎を解き明かしてから」

水谷豊演じる“天才・杉下右京”を生み出した、『相棒』のメイン監督・和泉聖治氏 (C)oricon ME inc. [拡大する]

水谷豊演じる“天才・杉下右京”を生み出した、『相棒』のメイン監督・和泉聖治氏 (C)oricon ME inc.

 数ある刑事ドラマの中でも、説明不要の人気ドラマ『相棒』(テレビ朝日系)。ドラマシリーズは今年で14年目を迎え、4月26日公開の映画『相棒-劇場版III 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』で、劇場版は3作目を数える。そこで、ORICON STYLE“Career”では、水谷豊演じる“天才・杉下右京”を生み出した、メイン監督・和泉聖治に制作現場から見る『相棒』の魅力をインタビュー。水谷の素顔、右京の秘密とラストへの構想を伺った。

■紅茶を愛する天才刑事の誕生にヒットを確信「この作品は続くよね」

―― ついに相棒も劇場版第3弾公開。初回放送から14年にして国民的ドラマとなりましたが、最初はどのようなスタートでしたか?

 以前から親交があった(水谷)豊さんと、初めて一緒に作った2時間ドラマがこの『相棒』でした。あがってきた本(脚本)がもちろん面白いというのもありましたが、とにかく“今までとは違った刑事ドラマ”を作ろうという気持ちでしたね。

 「杉下右京」というキャラクターを完成させるまでは、本当に楽しい作業でした。スーツは英国調、サスペンダーを着けてみる、眼鏡をかける、髪型はオールバック…。あと、豊さんが「飲み物は紅茶にしましょう」と提案してくれたりしてね。右京さんは言葉遣いも丁寧で言動も紳士的。そんな刑事は、当時は居なかったと思っているんです。放送後、すぐに「この作品は続くよね」と、豊さんと確かめ合いましたね。

■水谷豊のプライベートは“杉下右京”そのもの

―― 水谷さんと右京さんに共通点はあるのでしょうか?

 豊さんは、普段から“右京さんそのものだな”と思うことあるんですよ(笑)。例えば、長回しの撮影では、その度に10ページ、15ページという膨大なセリフがあるんですけど、豊さんは正確に覚えてくる。2クールだから、その作業は1日おきだったり、毎日だったりするんですけど、いつも完璧です。

 現場で昔話なんかをすると、僕が忘れていることでも、すぐに「それは、こうですね」と、ポンっと出てくる。豊さんと話しているのか、右京さんと話しているのか分からなくなります(笑)。頭の回転の速さは右京さんそのものですね。

■和泉監督が語る“杉下右京の最後”構想 〜謎が解け始めたら要注意!?

―― 今後も長く続いていく作品だと思うのですが、“杉下右京の最後”に関する構想はすでにあったりするのでしょうか?

 色々探ってますね(笑)。まだまだありませんし、それは僕にも全くわかりません。次のクールも撮影はありますし、僕個人としては、もう1本映画を撮ってみたいという気持ちもあります。

 もし、右京を終わらせるなら、彼を取り巻く謎をすべて解き明かさなければいけない。昔から観てくださっているファンの方にとっては、右京が赴任していたロンドンでの「アリスの謎」もありますからね。

 プライベートな面では、薫ちゃんや亨くんには彼女がいましたけど、右京さんは? とか。まだ描かれていない右京さんの謎が、少しずつでも明かされ始めるころには、最終に近づいていくのかもしれないですね(笑)。

 和泉監督がメガホンを執った、劇場版第3弾となる映画『相棒−劇場版III− 巨大密室!特命係 絶海の孤島へ』は、26日より全国公開。特命係の杉下右京(水谷豊)と甲斐享(成宮寛貴)が訪れた、絶海の孤島・鳳凰島で起こった事件は事故か殺人か? 劇場版ならではの迫力と衝撃で、新たな「相棒」の歴史を刻む。

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■インタビュー全文
>>『相棒』を国民的ドラマに導いた「杉下右京の人間力」

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