2013年03月29日 16時18分
大学生が選ぶ就職企業TOP10、文系1位「JTB」、理系「JR東日本」
新卒採用の回復で「大手志望」が増えているという。
マイナビは28日、2014年度卒業予定者1万7225人を対象に行った、『大学生就職企業人気ランキング』を発表した。理系と文系を別々に集計した結果、文系総合は【JTBグループ】が6連覇となり、2位以下を大きく引き離し首位を独走。理系総合では【JR東日本】が昨年の7位から一気にトップへと躍り出た。理系総合でメーカー以外の企業が首位に立つのは、今回が初となる。
6年連続で学生たちの注目を集め続ける、文系総合1位【JTBグループ】。選社理由には、「やりたい仕事ができそう」「業界上位である」という回答が男女ともに多くみられた。次いで女子大生から支持が高い【ANA】が、3年連続で2位にランクイン。「国際的な仕事ができる」という意見が最も多かった。TOP10の中で注目したいのは、今回8位に浮上した【JAL】。経営再建を果たしての再登場となり、2010年卒以来4年ぶりのベスト10入りを果たした。
一方の理系総合では、「安定している」という理由で支持された【JR東日本】が初戴冠。新幹線の世界最速運転や海外輸出など、鉄道技術の高さに関する話題が注目され、理系学生の就職先としての新たに認知されたようだ。2位の【カゴメ】は、「やりたい仕事ができそう」と支持を集め、男女別でみると理系女子で初の首位を獲得している。このほか、3位には前年8位から順位を上げた【旭化成グループ】、4位に【資生堂】、5位に【明治グループ】と、メーカー企業が並んだ。
【調査概要】
調査対象:2014年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生
調査期間:2012年12月1日〜2013年2月28日
※2013年卒の調査時期:2011年12月1日〜2012年2月29日
有効回答:1万7725名