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2007年12月、『M‐1グランプリ2007』王者に輝き、お笑い界の頂点に立ったサンドウィッチマン。この業界は、弱肉強食、誰かを立てれば誰かが立たず、テレビ局に使い捨てにされることだって珍しくない。大波小波をかぶりながらも “マイペース”に笑いの渦を巻き起こしてきたふたりに、コンビの人生グラフを語ってもらった。
2005年5月28日。ついに初のテレビ出演が叶う。『エンタの神様』でオンエアされたのは、『ピザの宅配』のネタ。後に、M-1グランプリを勝ち取ったのも、このネタだった。 伊達 このネタから、怖い人(伊達)ととぼけた人(富澤)というパターンができた。コンビ結成から7年目。ずっと、ネタで勝負したいというのがあったから、地上波でネタを披露することができて、精神的にちょっと落ち着いたというか。辞めなくてすんだというか…。 『エンタの神様』が追い風になって、M-1グランプリでも2005年、2006年と連続して準決勝に進出。ようやく、アルバイトをしなくても生活できるようになった。そして、史上最高となる4239組がエントリーしたM?1グランプリ2007で、大会史上初めて敗者復活組から初優勝。 伊達 周囲の人の態度が手のひらを返したように変わりましたね(笑)。メール受信だけで充電切れるって知ってました?(笑)。M-1で優勝した直後、400件以上メールに、40件くらいの留守電が殺到して、電池切れちゃったんですよ。 富澤 知らない番号から電話が沢山来ていたね(笑)。 伊達 M-1の後は、仕事に次ぐ仕事で。僕らは上京してからずっと一緒に住んでいたから、優勝賞金でようやく別々に住めるぞ〜と思っていたんだけど、半年間、休みがなくて、結局、2008年6月まで一緒に暮らしていましたね。 富澤 僕らはM-1で優勝して、周囲の状況は劇的に変わったけれど、個人的にはあまり変わっていないと思う。むしろ細く長く活動したいと思っていた。ブレイクすると、そのままダメになっちゃいそうなので(笑)。でも、M-1で優勝お笑いタレントではなく、ネタ中心にやっていきたいですね。 伊達 低迷していた2年目から5年目、本当にダラダラ過ごしていた。そういうダラダラ過ごした日々も今日の僕らには必要だったと、今は言える。だけど、もう少し、必死でがんばっておけば、もう少し早く人生グラフもあがったかもしれませんね。一生懸命やっていないといえば、やっていなかった(笑)。親や友達に甘えていた、逆に、甘えさせてくれた人たちがいたからこそ、頑張れたともいえるけど。
伊達 お笑い芸人は見極めが大事な世界。ダメならダメで辞めるという選択肢もぜんぜん恥じゃない。そういう人たちいっぱいいるのを見てきたし、俺たちは30歳で、というのを一つの区切りにしてみた。すべりこみセーフって感じですね。後悔することは何もない。 富澤 後悔はしていないけど、複雑な思いはあります。先日、昔のラグビー部の連中と飲んだら、俺たち以外、全員、持ち家に住んでいることがわかって。3000万円くらいの家を買っていたりね。俺らなんか、ようやく1人暮らしができるようになったっていうのに(笑)。俺なんて、「プレステ3」を買って、大喜びしていたのに・・・。 伊達 地元の連中は、落ち着いていますよね。僕らは落ち着いたら終わりだろうな。 富澤 それでも、M-1でグランプリとって、テレビにも出られるようになって、「俺らがいるから、昔の仲間も集まれる」って言ってもらえたのはうれしかった。芸人の先輩に、「成功するには、まず辞めないことだ」とアドバイスされたことは、本当だと思いますね。やりたいことを始めるのに、「遅すぎる」ということはない。 伊達 気負わず、これからもマイペースで行きたいですね。僕ら、いいことなのか悪いことなのかわからないけど、欲がないんですよ。全国ネットの冠番組が欲しいとか、あんまり思わないんですよね。僕ら、トークよりもやっぱりネタが得意なんですよね。好きな、自信のあるネタで結果が出たし。これを持続させること。 富澤 そうですね。コンビでネタをやるために、これまでやってきた。そして、これからも。相方が伊達でよかったですよ。でなきゃ、この年齢まで、一緒に住んでいられなかったでしょう(笑)。お互い、干渉しないところがよかったんですよ。夫婦、恋人関係でも同じことが言えるのかもしれないけど。 伊達 干渉しがちですけどね。そこは男同士だったからというのもあったと思うけど。高校からずっと友達で、いつのまにか、相方になって、一緒に仕事するようになって。テレビの収録中でも、「富澤のやつ、今、帰りたいんだろうな。横になりたいんだろうな」というのが、自然とわかってしまう(笑)。 富澤 すぐ帰りたくなっちゃうんですよ。布団の中にいるのが一番の幸せ。忙しくなって、より「布団」「布団」と思っています 伊達 どうしようもないくらい、ぐうたらなんですよ。その分、僕は外で遊び回っている。 富澤 妄想を膨らませて、ネタを考えているのが楽しい。ずっと頭の中で考えるタイプなんです。一気に忙しくなって、引き出しが空っぽになってしまったので、最近はなるべく外出するようにしているんですけどね。やっぱり、外の世界を知ることで、笑いのネタも広がると思うし。 伊達 ネタ作りは、相方に任せていますから。 富澤 まだ、行ったことがない県がたくさんあるので、今後はそれを潰していくように、ライブで披露していきたいですね。
『ちょっと何書いてんのかわかんないです……!!』 富澤たけし(サンドウィッチマン) 発売日:2008年12月1日 定価:1,260円(税込) 発行:講談社 サンドウィッチマンのコンビ結成時からネタ作りを担当する富澤たけしのブログ『狼は生きろ 豚は死ね』を元に書籍化。テレビで見せる顔とは違う、頭の中を覗き見するような初エッセイ。
笑い芸人
NPO法人ハロードリーム実行委員会代表理事/(株)Nal代表取締役
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