2009年12月04日 07時00分

北村一輝、エリート官僚役で連続ドラマ初主演

ドラマ『宿命 1969-2010』で連続ドラマ初主演を務める北村一輝  [拡大する]

ドラマ『宿命 1969-2010』で連続ドラマ初主演を務める北村一輝 

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 俳優の北村一輝がABC・テレビ朝日系の新ドラマ『宿命1969-2010』(来年1月15日 後9時スタート)で、超エリート官僚役として連続ドラマに初主演することが3日、わかった。自身と同じ40歳という設定で、権力の頂点を目指すなかでの富や愛欲など“ドロドロした世界”に落ちていく男・有川崇を演じる。NHK大河ドラマ『天地人』では、寡黙で威厳のある上杉景勝を好演した北村だが、今作では、真逆となる欲望に忠実なエゴイスト役。「この作品に主演することを“宿命”に感じています。自分の代表作、そして新境地開拓となるドラマにしたい」と気合十分だ。

 これまでに、コメディからシリアスまで数々の幅広い役柄をこなしてきた北村。今回はその高い演技力を生かしながら知性、ルックス、財力を併せ持ち、政界進出をもくろみ、最終的には権力のトップに就くことを実母(真野響子)に宿命づけられたエリート官僚を熱演する。代議士を務める実父の財政基盤がぜい弱になったことから、お金目当ての“政略結婚”を狙う婚約者・白井尚子(上原美佐)や、10数年もの恋愛関係が続くも、白井の出現によって結婚の夢を絶たれてしまったやり手の為替ディーラー・笹山宣子(小池栄子)の3人の女性を中心とした複雑に絡み合う人間模様を「家族」「富と権力」「欲望」「運命」といった普遍的なテーマで描いていく。

 権力の頂点に魅せられた男と女の織り成す欲望劇の中心に立つ北村は「3人の女性に翻弄される宿命を背負った男・有川ですが、その関係性を密に演じていきたい」と自身の想いを明かす。また、東大安田講堂事件が起こり、自身の生まれ年でもある“1969年”がタイトルに入った点には「人類、歴史的にも目まぐるしく変化を遂げていく時代は、自分とも重なり(主演することを)宿命に感じています」と運命的なものを感じているようだ。

 同作のプロデューサーを務める島川博篤氏も「人間の心の機微や絡み合う人間模様は見どころ。多面的な人間の“化学反応”を楽しみにして欲しいです」と期待を寄せている。そのほか、共演には1969年当時に青春時代を過ごした松坂慶子、田中健、奥田瑛二ら豪華キャスト陣も名を連ねる。



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