2007年11月25日 12時00分

美輪、江原に迫る人気、 “スピリチュアル・マジシャン”ブレイク直前か?!

 江原啓之に続く第2のサイキック・メンタリストと呼ばれ、関西地区を中心に注目されはじめているスピリチャルマジシャンのロミオ・ロドリゲス・Jr.。今年の1月に書籍『第六感 スピリチュアルパワーを磨く』を発売したことで、全国にも名前が知れ渡りつつある。道具を使わない、人の心を読むマジックとして周囲を驚かせている。

 マジックというと、Mr.マリック、プリンセス天功、ナポレオンズ、セロら、様々なスタイルのマジシャンがテレビで活躍、時代を問わず人気を呼んでいる。そんな中、用意する道具はメモ用紙と鉛筆のみで、人の心をすばり当てるというスタイルで注目を集めているロミオ・ロドリゲス・Jr.が今、関西地区を中心にブレイクの兆しを見せている。

 「私のマジックには、派手さありません。でも、心に突き刺さる“恐怖感”は味わえますよ」。今月25日発売の初DVD『スピリチュアル・マジック〜マインド・ミステリーの世界へようこそ〜』では、人が思い浮かべた2桁の数字を当て、また名前が書かれたメモを燃やした煙からその内容を読みとってしまうという驚愕のパフォーマンスを披露している。

 1972年にイギリスで生まれた彼は、中学・高校時代を日本で過ごした経験を持つ。その直前に興味を持ったというマジックにのめり込み、やがて独自のマジックを確立させた。そんなロミオはあの人気マジシャン・セロを尊敬しているという。「あの方は夢を与えているという意味で陽で、私は恐怖感を与えている陰。マジックって、成功したら拍手をもらうけど、私は成功すればするほど怖がられて水を打ったようにシーンとしていた。それに耐えるのが大変でした」。

 本当に「喜んでもらえているのか判らない」と悩んでいる最中だった2005年、世間では江原啓之・美輪明宏らが出演する番組がきっかけで“スピリチュアルブーム”が到来。この流れでテレビ『ハヌッセンの館』(日本テレビ)に出演することになり、共演した美輪から絶賛され、その後急激に注目度が高まったという。

 昨年、東京・青山円形劇場での単独ライブでは、マジシャンとしては異例ともいえる360度観客に囲まれるスタイルでマジックを披露した。ロミオのマジックの強み……。それは、タネがないという点だと説明する。

 最近では、稲川淳二のような怪談と共に披露する“恐怖マジック”も評判とのことだが、あくまで次なる目標は「メンタルマジックをもっと広げた上で、映画界にも進出したい」と語るロミオ。同業者からも「世界最速で観客のカードを当てる男」などと評価は高く、新たなマジックブームを起こす立役者となりそうな気配だ。

 今月30日と来月28日に大阪・なんばB1角座でライブを行う。

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