【働きビト】“節電の夏”の本音、約6割が「辛い」 暑さで仕事に支障も


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 いよいよ“節電の夏”が到来。家庭内や交通機関等の公共施設はもちろん、職場でも節電対策が強化されている事と思うが、例年とは異なる夏に足を踏み入れての社会人たちの心境とは? 毎回さまざまなテーマで社会人の実情に迫るコラムORICON STYLE『働きビト』が“節電の夏”に関する意識調査を実施したところ、約6割が本音としては【辛い】(とても辛い:18.7%、少し辛い:28.9%、辛い:10.0%)と回答。室内温度を調整している職場が多く「取り組みは重々承知しているけど、社内が暑くて仕事に集中できない」(青森県/40代/男性)と、連日のように続く“暑さ”に滅入り、仕事に支障をきたしているという声が散見されている。

 節電対策に意欲をのぞかせながらも、【辛い】と感じずにはいられない要因の大半を占めたのが“暑さ”。それもそのはず、気象庁によると、東・西日本の6月下旬の平均気温はここ50年間で最高値を更新するほどの暑さを記録。関東地方はこの夏、平年並みか少し高い確率で昨年のような猛暑は免れる予報となっているが、電力供給の多くを占めるであろうエアコン使用量が各所で見直される今夏の体感温度は、例年を上回るかもしれない。「冷却グッズも使っているけれどそれでも辛い」(東京都/30代/女性)、「暑さでイライラする人が増えている」(愛知県/30代/女性)と、ストレス集積の原因にもなりつつあるようで、節電が及ぼす仕事への影響は少ないとは言えないようだ。

 社会人たちが対策に苦慮しているのは、暑さだけではない。一定時間での消灯を義務付ける“ノー残業デー”を導入した企業に勤めている人からは「仕事量は変わらないので、結局は自宅などでサービス残業になってしまう」(三重県/20代/女性)という切実な声も。そのほか、世間一般と休日の日にちをずらすルールを敷いた会社では「木、金が休みになった関係で、子どもと遊ぶ時間が減ってしまった」(広島県/30代/男性)。さらに、サマータイムを実施している会社では「朝起きるのは早くなったけど、就寝する時間はあまり変わらないので寝不足です」(東京都/30代/女性)という悪循環に悩まされている人もおり、しばらく続いていく“節電の夏”の問題点が浮き彫りになった。

 その一方で、【辛くない】と感じている人も4割以上(あまり辛くない:28.3%、辛くない:14.1%)いる。前述で最も辛いとされた、夏の暑さについては「もともと職場では冷房が効きすぎだと思っていたので、寒すぎずちょうどいい」(千葉県/20代/女性)、また「適度に汗をかいて、子供の頃のように健康的に夏を過ごせそう」(東京都/40代/男性)という見方も。ノー残業などの仕事時間の規制に関しては「取締りがかなり厳しくなったので、今までより効率良く仕事ができるようになった」(神奈川県/20代/女性)というように、今回の節電がスキルアップのきっかけになったとコメントする人も少なくない。

 「被災地の方々の事を思えば贅沢は言っていられない」(神奈川県/30代/男性)とは十分理解していながらも、異例の夏に戸惑いを感じている人が過半数を占める結果となった今回の調査。現に、昨年に比べ熱中症患者が急増するなど、節電の夏がさまざまな場面で影響を及ぼしているのもまた事実。節電だからといって極端に電力使用を控えるのではなく、1人ひとりが常に節電を意識しながらも、本当に我慢出来ない暑さの時は一定の時間だけエアコンを付けたり、日中だけ目に負担のかからない程度に照明を落とすなど。電力使用にメリハリをつけて生活する事が、今夏を乗り切るための心がけとして大切になりそうだ。

【調査概要】
調査時期:2011年6月30日(木)〜7月4日(月)
調査対象:合計900名(※有職者に限る/自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員20代、30代、40代の男女各150名 うち未婚者75名、既婚者75名)
調査地域:全国

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