2011年07月06日 11時30分

藤井フミヤ、自作アートで復興支援 「全部売れて欲しい」

藤井フミヤ (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

藤井フミヤ (C)ORICON DD inc. 

 歌手の藤井フミヤが6日、東京・丸の内の丸ビルホールで『チャリティーアート展』(8日まで)の開催に先立ち会見を行った。藤井は今回、約20年前から制作しているCGを使ったアート作品約100点を出品。「展示にもお金をかけず、当時の5分の1程度に設定した価格からの入札制にした。売上は東日本大震災で被災された地域の復興支援として寄付されるので、全部売れてくれると嬉しい」とアピールした。

 藤井は、ロックバンド・チェッカーズのボーカルとしてデビュー。1992年のバンド解散後、ソロデビューする際の最初の仕事がアート展の開催だった。1990年に「当時、車が買える値段」で1台のコンピューターを購入したことをきっかけに、CGにハマり、以来音楽活動を続けながらアート制作にも精を出す。

 チャリティーに出品したのは、1993年から2004年にかけて制作した作品で、「今となってはCGとはいえないアナログ感たっぷりの作品ばかり」。作品のデータは残っているが、印刷するためのプリンターや紙の調達が困難なため、二つと同じ作品は作れないという。「回顧展をできなくなるけど、アート作品でのチャリティーは初めて。被災された方々の役に立てるのなら、買った人にも作った僕にもうれしいこと」と話していた。

 『藤井フミヤ チャリティーアート展 in Marunouchi』は三菱地所グループの東日本大震災復興支援プロジェクト「元気! FOR JAPAN.」の一環として開催。8日まで作品を展示し、オークションを実施する。売上は日本赤十字社を通じて、被災地に寄付される。

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