2010年03月19日 10時00分
【働きビト】上司に好かれる新入社員の条件、“利口さ”よりも“アクティブさ”
社会人の常識・非常識から恋愛事情まで、様々な分野でのスタンダードを探るコラム、ORICON STYLE『働きビト』。この春入社を控える新社会人の心境として、媚を売るわけではないけれど、上司とはより良い関係を築いた上で新生活のスタートダッシュを切りたいと考えている人は少なくないはず。そこで、第31回目は『好感を持つ新入社員の言動』をテーマに、20〜30代の先輩社会人を対象とした調査を実施したところ、1位には【しっかりあいさつが出来る】がランクイン。 “優等生気質”と言うよりも【やる気のある姿勢】(2位)や【わからないことは聞く】(6位)、【行動に移すまでが速い】(9位)など、TOP10内には“積極性”を伴う言動が多数を占める結果となった。
“上司の言うことは絶対”、“先輩よりも一歩引いて歩く”なんていう考え方はとうに昔の話。「出来ることは少なくても何でも一生懸命やろうという姿勢は好感が持てる」(東京都/20代/女性/やる気のある姿勢)、「自分はこう思う、わからないということをハッキリ言ってくれた方が考えた証が見えるので」(愛知県/20代/女性/わからないことは聞く)というように、意欲的に取り組む姿は「おっ! こいつは違うな」という驚きと信頼を獲得し、自然と上司の“お気に入り”の存在になっていくようだ。
一方で、「すべての基本だから」(福井県/30代/男性)との声が集中し1位に選ばれたのは【しっかりあいさつが出来る】こと。最大のコミュニケーションツールと言っても過言ではなく「違う部署の人でも元気に丁寧にあいさつされるとすごく気分が良いから」(東京都/30代/女性)と第一印象も抜群。さらに「元気にあいさつが出来れば仕事面でも伸びていくだろうなと感じるので」(大阪府/20代/女性)というように、あいさつでその人の人間性を評価すると答えた人も少なくない。
また、「職場の雰囲気を明るくするから」(愛知県/20代/女性)、「初々しくてとっつきやすいから」(東京都/30代/女性)などの意見が代表的だった【いつも笑顔でいる】ことが5位に。最近出来ていない人も目立つという【ていねいな言葉遣い】が8位にランクインしたほか、「やはり頼られるとかわいいなぁと思ってしまうので」(東京都/20代/男性)のように、先輩と後輩という間柄から10位には【いろいろと相談してきてくれる】ことも挙げられている。
上司に可愛がられる新人像をリサーチした今回の『働きビト』。職場にフレッシュさが加わることによって起こる“化学変化”に期待が集まるのか、“アクティブさ”を求める傾向が強く表れる結果となった。これから馴れない環境に飛び込む新社会人のみなさんは、これら先輩たちの声を参考にすると、同僚たちに差をつけた良いスタートが切れるかもしれない。
【調査概要】
調査期間:2010年2月25日(木)〜2010年3月2日(火)
調査対象:計800人(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員で有職者の未婚20代、30代の男女 各200人)
調査方法:インターネット調査
調査地域:全国
■禁無断複写転載
※オリコンランキング(売上枚数のデータ等)の著作権その他の権利はオリコンに帰属していますので、無断で番組でのご使用、Webサイト(PC、ブログ、携帯電話)や雑誌等で掲載するといった行為は固く禁じております。詳しいお問い合わせは、弊社広報企画部(ランキング販売について)までお願いいたします。