2009年12月05日 10時00分

【働きビト】タクシー車内は“人生相談”の場 〜印象に残る乗車エピソード〜

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 社会人の常識・非常識から恋愛事情まで、様々な分野でのスタンダードを探るコラム、ORICON STYLE『働きビト』。忘年会やクリスマス、帰省など、イベントが盛りだくさんな年末は何かと“タクシー”に頼る人も多いはず。そこで、第19回目は『タクシー乗車中に遭遇した印象的な話』と題しエピソードを募った。すると、ほぼその場限りの顔合わせではあるものの「運転手さんにタバコをやめるコツを教えてもらった」(京都府/20代/男性)、「運転手の娘さんについての悩みを聞いた」(埼玉県/20代/女性)など、互いの距離感が密な狭い車内は“人生相談の場”となることが多いようだ。

 自分が乗りたいと思った時に、偶然その場所を通ったタクシーに手をあげて呼び止める。乗り込んだタクシードライバーとの出会いはまさに一期一会だが、“初対面だから気軽に話せる”ということがあるようで「運転手さんから人生相談を受けた」(東京都/20代/女性)、「たまたま乗ったタクシーでドライバーさんと今後の景気について熱く話し合った挙句、2人で頑張ろう!と誓い合った」(東京都/20代/女性)というように、ひょんな縁で人情劇が繰り広げられることもしばしば。

 タクシードライバーといえば、類いまれな土地勘の持ち主だが「沖縄に旅行に行った時、紹介してもらった飲み屋が最高に良かった」(東京都/20代/男性)、「10年以上ぶりに行った土地で、自分が降ろしてほしいと告げた目的地は今と昔とでは変わっていたのに、ちゃんとピッタリの場所に到達してくれた」(福島県/30代/男性)と、そんな“プロの技”に感動したというエピソードも多数。

 ほっこりした逸話が目立つが、その一方で“不平不満”もないわけではない。「あまりにも道を知らない運転手さんでグルグル回った挙句、そのまま料金を請求された」(埼玉県/30代/女性)という理不尽な対応も。また、言葉遣いが悪かったり「行き先を告げても返事をしてくれない」(新潟県/20代/女性)、「短い距離で乗ったら運転手に舌打ちされて感じ悪かった」(京都府/30代/男性)など、ドライバーの無愛想な態度に怒りを覚えた経験のある人も少なくない。

 タクシーにまつわるエピソードを聞いた今回の『働きビト』。腹の立つ話も届いたものの、フタを開けてみると“身の上相談の場”となっていたり、「仕事で帰りが遅くなってしまった時、降りる際に掛けられた『ご苦労様です』の一言に感動した」(神奈川県/20代/女性)などの心温まる話が際立った。乗った分だけ初めての出会いがあるタクシーの車内。この年末も街のいたるところで様々なストーリーが描かれていきそうだ。

【調査概要】
調査期間:2009年10月28日(水)〜11月2日(月)
調査対象:計1,000人(自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員の有職者、未婚20代、30代の男女、各250人)調査方法:インターネット調査


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