2009年11月18日 20時20分
八代弁護士が就活生を激励 「今の苦労が無駄になることはない」
八代英輝弁護士 (C)ORICON DD inc.
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俳優・小池徹平の主演映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』(佐藤祐市監督)の試写会イベントが18日、都内で行われ、上映前に国際弁護士の八代英輝氏がトークショーを行った。この日は就職活動情報コミュニティサイト『みんなの就職活動日記』とのコラボイベントで、同サイトの事業長・矢下茂雄氏も参加。厳しい就職戦線の真っ只中にいる学生たちにむけて八代氏は「今の苦労が無駄になることはない」と激励した。
1964年生まれで、現在45歳の八代弁護士は自身の就職活動時を「バブルの兆しがあって、受けてもいない会社から内定がくるような状況だった」と振り返った。「専門性があって人のためになる仕事に就きたかった」と法律家を志し、最初に務めた裁判所は「上司同士の仲が悪く、それに付き合うのにうんざりして、2人の上司に向かって、『こんなところ辞めてやる』と言って辞めた」と話すと、学生たちからは驚き声も漏れ聞こえた。
八代氏は裁判所を辞めた後に弁護士になり、さらに渡米して、国際弁護士としてニューヨークの法律事務所に勤め、現在は自ら法律事務所の代表を務める。スタッフを採用する立場にある八代氏は「企業が求めている人材は、プロアクティブとチームワーク。与えられる前に問題を見つけて、能動的に動ける人、それもチームの中でうまく機能できる人だと思う」とアドバイス。「いろいろ渡り歩いてきたが、自分で説明できない動き方(転職)はしないほうがいい。転職するにしても、自分はこういう道を歩んできたと次の就職活動でプレゼンできるようにキャリアを築いたらいいと思う」とバラエティ豊かな経歴に基づいた話は説得力があった。
また、矢下氏は「就活本を読んでテクニックを勉強しても、最後はその人の生きてきた“人となり”や“将来のビジョン”をいかに具体的に話せるか。自分自身のプレゼンスキルを磨くのも大事」などと、学生たちにエールを送っていた。
映画『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』は小池演じる元ニートの青年が小さなIT企業に就職し、ブラック会社と呼ばれる過酷な職場環境の中で“限界”に追い込まれながらもひたむきに頑張り成長していく姿を描く。11月21日(土)より全国公開。
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小池徹平