2012年05月11日 10時00分

【働きビト】社会人のストレス、半数は“仕事”が要因

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職場での人間関係や仕事内容にストレスを感じている社会人は多い……

■主な調査結果はこちら

 最大9連休のゴールデンウィークも終わり、無気力やマイナス思考に陥りがちなこの時期。自分でも知らぬ間にストレスを溜めこんでしまっているという人は少なくないだろう。そこで、今回の社会人コラムORICON STYLE『働きビト』では、20〜40代の有職者を対象に、“ストレスの要因と解消法”について調査を実施した。「日々の生活で最もストレスになること」の問いでは、【職場での人間関係】(29.5%)がトップ。次いで【仕事の内容や量】(19.2%)が続き、約半数もの人が職場や仕事に対してストレスを感じていることがわかった。

 【職場での人間関係】と【仕事の内容や量】への不満は、男女・世代別ともにすべての項目で上位を独占する結果に。【職場での人間関係】については、考え方の相違から生じる上司・部下、同僚間での意見の食い違いや、接客相手や取引先などからの理不尽な扱い。「人の陰口を聞くと本当に気分が悪い」(宮城県/40代/女性)と社内の陰湿な問題に苦言を呈する人も多い。【仕事の内容や量】については、どんどん増えていく仕事量の多さにお手上げ状態という声が目立ち、なかには「夢に仕事が出てくる」(富山県/30代/女性)との意見も。また、その量に見合わない給料に怒り心頭の人もいた。

 次いで、3位は【家計・金銭面の厳しさ】(12.6%)で、昨今の国際情勢や不景気などの影響もあり「給料日のたびテンションが下がる。将来にも不安が募ります」(千葉県/20代/男性)と嘆きの声が多数。その他、仕事の多忙さや金銭的な問題から【やりたい事が出来ない時】(5位:6.8%)や【休むことが出来ない時】(6位:4.4%)が上位に挙がったほか、特に女性に多く見られた【家族間の人間関係】(4位:9.6%)、年齢とともに心配ごとが増えてくる【自身の健康状態】(同率6位:4.4%)がストレスの要因になっている。

 では、そのストレスを社会人は、どうやって解消しているのか? 結果1位は、気軽にリフレッシュすることが出来る【音楽鑑賞】。ノリの良い曲やバラードなど気分によって聞き分け、心を落ち着かせているという人が目立った。2位は、心身ともに休まる【睡眠】、3位は【美味しいものを食べる】ことで、グレードの高いお酒やスイーツを自分へのご褒美として楽しんでいるという声もあがった。そのほかにも、【体を動かす/運動する】(6位)、【友人・家族・恋人に相談する/愚痴を言う】(7位)など、人それぞれの手段で気分転換を図っているようだ。

 社会人の約半数が、職場や仕事に対してストレスを溜め込んでいることがわかった今回の調査。特に新年度がスタートして間もないこの時期は、普段よりも精神的なダメージを受けやすい状態にあるのかもしれない。自分なりのよりよい解消法を見つけて、少しでもストレスを溜めないように心がけていきたいものだ。

【調査概要】
調査時期:2012年4月18日(水)〜4月23日(月)
調査対象:合計900名(※有職者に限る/自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員20代、30代、40代の男女各150名)
調査地域:全国
調査方法:インターネット調査

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