【働きビト】社会人の8割以上、老後の生活「想像できない」 震災発生も影響大


老後の生活を想像できる? 「総合」の結果

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 来る6月5日は、数字の語呂合わせから兵庫県の老人福祉施設連盟が制定した“ろうごの日”。そこで、毎回さまざまなテーマで社会人の実情に迫るコラムORICON STYLE『働きビト』では、20代〜40代の有職者900名を対象に『老後の生活』に関する意識調査を実施した。「定年後の生活を想像できるか?」の質問には、8割以上もの人が【想像できない】(あまり想像できない:47.0%、全く想像できない:35.2%)と回答。世代別で見ても20代:88.3%、30代:85.3%、40代:73.0%という結果で、加齢に問わず老後のビジョンを立てられていない人が大多数を占めていることがわかった。

 8割以上が第2の人生の見通しが立てられない要因はどこにあるのだろうか? 成人し社会に飛び込んだばかりの20代からは「入社したてで仕事を覚えるので必死」(大阪府/20代/男性)、「今現在、夢中な事がたくさんあるから」(岐阜県/20代/男性/共に全く想像できない)との意見が多数で、考えなければいけないと思いつつも余裕がないというのが現状のよう。30代・40代は、長引く経済不況やそれに伴う雇用問題。少子化などの影響による年金普及に不信感を抱く人が多く、現代に渦巻くさまざまな問題が先行きに影を落としているようだ。

 また、今回の調査では、未曾有の大被害となった東日本大震災が老後の考え方に影響を及ぼしている様子も伺えた。「今回の震災の様子を見て、改めて人生何が起こるかわからないと思ったから」(岡山県/40代/男性/あまり想像できない)と天災の恐ろしさを再認識したという声。また、その“発生”だけでなく「大幅に遅れる復興対策など踏まえると、いろいろ不安なことだらけ」(東京都/30代/男性/あまり想像できない)というように、震災後の政府の対応に心配事が誘発していると答える人もいた。

 次に、実際に「老後不安に思うこと」について尋ねてみると(複数回答可)、前述でも提起されていた【生活資金】(1位:80.8%)、【公的年金】(3位:52.2%)の問題がここでも上位に。そのほか、【病気】(2位:58.9%)や【体力・気力の衰え】(4位:49.2%)といった、加齢と共に素通りできない健康面の問題。また、突然“自由な時間”が与えられる事によって【社会との繋がりが希薄になること】(8位:18.2%)、【時間を持て余すこと】(11位:10.3%)を懸念する声も多い。特に、現在未婚という人は「あまり社交的なタイプでもなく、1人ぼっちになりそう」(東京都/40代/女性)と、その不安を一層募らせている。

 歳をとるたび1年の経過が早く感じられるように、あっという間に過ぎていってしまうのが人生というもの。いくら先が見えないからと言って、お金はもちろん目標や物事の考え方など、さまざまな面で将来への“蓄え”があるのとないのでは、いざ老後を迎えた時に選べる選択肢の数に大きな差が出てくる。振り返った時に「あの時あれをしておけばなぁ…」なんていうため息をつく事がないように、まずは意識する事からはじめたい。

【調査概要】
調査時期:2011年4月28日(木)〜2011年5月6日(水)
調査対象:合計900名(※有職者に限る/自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】会員20代、30代、40代の男女各150名)
調査地域:全国

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