尾上菊之助、自らの企画番組で「親はないもの」を実感

歌舞伎俳優の尾上菊之助  [拡大する]

歌舞伎俳優の尾上菊之助 

 歌舞伎俳優・尾上菊之助(33)が、人間国宝の父・尾上菊五郎から伝統芸の極意を継承していく軌跡に迫ったドキュメンタリー番組『華・尾上菊之助の世界〜菊五郎と父子の絆〜』(BS朝日)が、4月17日(日)午後9時より放送される。女優の富司純子を母に、寺島しのぶを姉に持つ菊之助は撮影を振り返り、「芸は一足飛びに上手くなるものではなく、毎日積み上げていくものだと身につまされ、父との距離感や『親はないものだと思え』という事がどういう事かを改めて感じることができました」と語っている。

 以前より歌舞伎の魅力をしっかりみせたいと考えていた菊之助自ら企画し、昨年10月に三室雄太郎プロデューサーに提案。「菊之助さんからラブレターを受け取った」とその熱意に打たれた三室氏は「伝統をいかにとらえて次の世代へ受け継ぐか」という伝統芸能の極意を見どころにあげ、「稀代の名役者を見られることは誇り」だと自信をのぞかせる。

 番組は昨年11月から今年1月にかけて父子共演した舞台を中心に、歌舞伎界ならではの継承と挑戦のすべてを追った。通常は40〜50歳で演じるといわれ、菊五郎ですら48歳で演じた「摂州合邦辻(せっしゅうがっぽうがつじ)」の玉手御前を、33歳という異例の若さで演じた菊之助の模様や、196年ぶりの復活上演となった「四天王御江戸鏑(してんのうおえどのかぶらや)」や舞台けいこの様子も放送される。

 現代の歌舞伎界を担う菊之助は、「初めて歌舞伎をご覧になる方にも、どういう風に作られるかを垣間見ていただける作品になればと思います。先人たちの伝統を守りつつ、新しい試みに挑戦するのが歌舞伎だと思います」と番組の見どころとともに今後の抱負を語った。

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