“起業家志望”が過去最低を7年連続更新

■調査結果

 日本生産性本部が21日、1990年よりスタートした『第21回 2010年度新入社員 意識調査』の結果を発表した。「内定社数」や「希望した会社に就職できたか?」といった設問が並ぶなか、転職に関する項目で、【今の会社に一生勤めようと思っている】が過去最高を6年連続更新(57.4%)となり、一方【出世するより、自分で企業して独立したいと思う】が過去最低を7年連続更新(12.8%)した。100年に一度の不況といわれ、厳しい就職戦線を勝ち抜いてきた新入社員にとっては“会社に勤められただけでも良かった”と胸をなでおろしているのが本音といったところ。不安定な雇用情勢が続くなかで“独立して起業する”という強い上昇志向や野心が育ちにくくなっている現状が垣間見える結果となった。

 同アンケートでは、内定が出た会社数に関しても調査を実施。その結果、【1社】とする回答が61.7%を占め、昨年と比べると8.6ポイント増となっている。過去の調査結果を比較しても、直近4年では過去最高値を記録した。手元に届いた数々の不合格通知に肩を落とすなか、やっとの思いで掴んだ“1社”だからこそ終身雇用を望むのは当然といえそうだ。

 また就職活動中の“会社を選ぶ基準”については、【仕事に魅力を感じた】(37.1%)が1位となり、2位には【経営・業績の安定】(14.9%)が続いている。意外にも【給料がよい】は6.1%で6位に止まっており、【規模が大きい】も4.9%で7位に。ネームバリューや給与面よりも、実際の勤め先がいかに安定している企業であるかが、就職活動の大切な機軸であることが伺えた。

【調査概要】
調 査 名:2010 若者意識アンケート
調査対象:2010 年春に実施した日本生産性本部 経営開発部主催の新入社員教育プログラム等への参加者
有効回答数:1,908通(1913 通うち/有効回答率:99.7%)
調査機関:公益財団法人 日本生産性本部



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