2010年06月02日 07時00分

堺雅人が“2つの顔持つ”暴走刑事役で連ドラ主演!

ゴールデンタイムの連ドラに初主演する堺雅人 (C)フジテレビジョン  [拡大する]

ゴールデンタイムの連ドラに初主演する堺雅人 (C)フジテレビジョン 

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 俳優・堺雅人が7月13日スタートの新ドラマ『ジョーカー 許されざる捜査官』(フジテレビ系 火曜・午後9時)でゴールデンタイムの連続ドラマに初主演することが1日、わかった。昼は温厚な刑事ながら、夜は凶悪犯に怒りの鉄槌を下す冷酷な制裁者となる伊達一義を演じる堺は「最初、“刑事役を”と言われた時、戸惑いと違和感を覚えました。体力とか、正義感とか、刑事にはそうしたイメージがあったもので…。けれども お話を聞いていると、そうした要素は、伊達という人物の隠し味に使えそうです。戸惑いと違和感を大切に演じたいと思います」と意気込みを語っている。

 火曜9時ドラマに“正義”と“背徳”という相反する二面性を併せ持つニューヒーローが登場。神奈川県警捜査一課の警部で、昼間は、温厚な人柄と物腰の柔らかさから“仏の伊達さん”と呼ばれている伊達。癒しの笑顔と天然ボケから部下からもイジられる彼だが、夜は一転して、冷酷な“無法の番人”となり、凶悪犯に怒りの鉄槌を下す制裁者となる。そんな表裏一体の難役に演技力に定評のある堺がゴールデンタイム連ドラ初主演で参加。人間の憤怒や悲哀、情愛を巧みな心理描写で描き、善悪の彼岸、人が人を罰することの是非に迫る新たなピカレスク・エンターテインメントとなるようだ。

 共演陣にも豪華出演者が集結。心に傷を持つ暴走気味の鑑識官・久遠健志役に人気グループ・関ジャニ∞で、NEWSでもある錦戸亮が出演。“悪”に対して過剰に反応し、時に凶暴性すらも心の奥底に秘めた役に錦戸は「素敵な役者の方々と共演できることを今から楽しみにしています。単純に“面白い!”と言えるドラマになるよう、精一杯がんばりますので皆様も楽しみにしていてください」とコメント。また、伊達の同期で親友だった刑事・宮城夏樹の妹で伊達とコンビを組む新人女性刑事・宮城あすか役に女優のを起用。杏は「私の演じる宮城あすか、新人の警部補は男性社会の中、猪突猛進な正義感に燃える女性です。 周りのキャストの方々のパワーをいただきながら、熱い夏を駆け抜けたいと思います。連続ドラマ初の刑事役です。がんばります!」と意欲満面だ。そのほか、ノンキャリアで叩き上げの神奈川県警捜査一課の課長・井筒将明役に俳優・鹿賀丈史、伊達が通うバーのマスター・三上国治役に俳優・大杉漣、伊達の昔の恋人で元同僚刑事であり、現在はルポライターの片桐冴子役にりょうが出演する。

 堺の起用についてフジテレビ編成部の立松嗣章氏は「映画や舞台で活躍する堺さんの怪演ぶりに以前から惚れこんでいました。特に今回は、昼の顔と夜の顔のギャップ、優しい表情の中のある種の狂気を表現できるのは、堺さんをもって他にいないと思いお願いしました」と説明。さらには「連続ドラマ初主演の堺さんが醸し出す新鮮さと重厚さに、錦戸さんと杏さんの若いパワーが加わり、どんな化学反応が生まれるのかが大変楽しみです」と期待を寄せた。

 堺は、1992年に早稲田大学演劇研究会を母体にした劇団『東京オレンジ』旗揚げに参加し、看板俳優として活躍。以降、テレビや映画に出演し、2004年大河ドラマ『新選組!』(NHK総合)で、新選組総長山南敬助役を熱演。2008年に大河ドラマ『篤姫』(同)で徳川家定役を演じ、人気を博す。映画では、『壁男』『南極料理人』『クヒオ大佐』『ゴールデンスランバー』『武士の家計簿』などに主演を果たしている。


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