2009年12月03日 11時10分

ヤンジャン30周年で鳥山明と桂正和がSFアクション『JIYA』で奇跡のコラボ

鳥山明氏と桂正和氏の共同作品『JIYA』カラーカット (c)鳥山明・桂正和 / 集英社  [拡大する]

鳥山明氏と桂正和氏の共同作品『JIYA』カラーカット (c)鳥山明・桂正和 / 集英社 

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 『ドラゴンボール』作者の漫画家・鳥山明氏が、同じ漫画家として互いにリスペクトし合う長年の盟友である『ウイングマン』作者の漫画家・桂正和氏との合作となるSFアクション合作漫画『JIYA(ジヤ)』を12月10日発売の『週刊ヤングジャンプ』(集英社)から3回にわたって短期集中連載することが3日、わかった。同誌に鳥山氏が作品を掲載するのは、今回が史上初となる。

 『JIYA(ジヤ)』は、旅行中の男女が、銀河から来襲した異星人が出くわし、男が異星人に体を貸して悪を倒すというSFアクション。鳥山氏と桂氏は、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で同時期に連載を持ち、同誌の元編集者で現在は集英社常務取締役で、小学館集英社プロダクション取締役である鳥嶋和彦氏を通じて知り合った旧知の仲。桂氏の代表作『ウイングマン』の作中に鳥山氏の名前を使った“生徒会トリヤマ”や“Mr.マヤリト”が登場し、鳥山氏の代表作『Dr.スランプ』にも桂氏をモチーフとしたキャラクターが登場するなど互いをリスペクトしていることが伺える。

 鳥山氏原作、桂氏作画によるコラボレーションは、今回が2度目。2008年4月に発売された月刊漫画雑誌『ジャンプスクエア』(集英社)では、忍者の末えいで、でん部に奇妙な形のあざを持つ少女を描いた『さちえちゃんグー!!』を1回限りの読み切りとして掲載し、漫画界のビッグネーム同士の初競演にとして注目を集めた。

 鳥山氏は『週刊少年ジャンプ』に1980年から『Dr.スランプ』を、84年から95年まで、『ドラゴンボール』を連載し、漫画界に金字塔を打ち立てた。その後も『カジカ』、『ドラゴンボール』のキャラも登場する『ネコマジン』シリーズなどを発表し、06年には漫画家・尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』と鳥山氏の『ドラゴンボール』のキャラが夢の競演を果たすという『CROSS EPOCH』を『週刊少年ジャンプ』誌上で掲載。人気ゲーム『ドラゴンクエスト』シリーズや、『BLUE DRAGON』のキャラクターデザインを担当していることでも知られている。

 桂氏は1983年から『ウイングマン』を初連載し、その後も『電影少女』『D・N・A2 〜何処かで失くしたあいつのアイツ〜』などを掲載し、女性のお尻を美しく描くことに定評がある。2002年からは『週刊ヤングジャンプ』にて、SF漫画『ZETMAN ゼットマン』を連載している。

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