2009年02月27日 16時00分
産学一体で“正しいネット利用”提唱 「安心ネットづくり」促進協議会発足
27日(金)に正式発足した「安心ネットづくり」促進協議会
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安心・安全なインターネット環境の整備作りを目的とした、「安心ネットづくり」促進協議会の設立総会が27日(金)に都内で行われ、正式に発足した。同協議会の会長となった鷲田清一大阪大学総長は、キャッチコピーに“1億人のネット宣言 もっとグッドネット”を掲げ、「世界に類をみない取り組みで、世界に対するモデルケースになると思う」と産学一体で行う活動に自信をみせた。
鷲田会長は急速に普及したインターネットの利便性や有効性を称えると共に、闇の職安、学校裏サイト、ブログ炎上、自殺サイトといったネット社会の“影の部分”に言及。「インターネットの光と影を知り、正しく賢く使いこなせるようにする」と協議会設立の趣旨と目標を説明した。
組織としては、「調査企画委員会」と「普及啓発活動委員会」を設置。違法・有害情報が青少年に与える影響について調査・検証を行うほか、“正しいインターネットの利用法”について啓発活動を行う。
同協議会の活動は、今年4月1日から施行される「青少年インターネット環境整備法」とも連携。この日の総会には総務省や経済産業省、内閣府からも挨拶があり、全面的な協力を誓った。