2008年12月01日 17時00分
2008年『流行語大賞』は「アラフォー」「グ〜!」 福田前首相は受賞“辞退”
天海祐希[08年7月撮影]
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師走の風物詩『現代用語の基礎知識 選「2008 ユーキャン新語・流行語大賞」』が1日(月)、発表され、年間大賞に40歳前後の女性を指す「アラフォー」、タレントのエド・はるみのギャグ「グ〜!」の2語が選出された。また審査員特別賞として北京五輪から「上野の413球」が受賞。そのほかトップテンには、今年も猛威をふるった「ゲリラ豪雨」、福田康夫前首相が辞任会見の最後に述べた「あなたとは違うんです」などが選出されたが、候補者辞退のため“該当者なし”となった。
年間大賞語を受賞した「アラフォー」は、言葉を広めるキッカケとなったTBS系ドラマ『Around40〜注文の多いオンナたち〜』に主演した女優・天海祐希が受賞。また今年のお笑い界を「グ〜!」で席巻したエド・はるみも受賞した。審査員特別賞の「上野の413球」は、文字どおり北京五輪女子ソフトボール金メダル獲得の原動力となった上野由岐子投手が受賞した。
2008年は北京五輪、食品偽装、ガソリン高、メタボリックシンドローム、裁判員制度に関する言葉のほか「ロスジェネ」「ゆとり世代」など、世代別の問題を言い表した言葉もノミネートされた。また、芸能界からは山本高広の「キター!」、はるな愛の「言うよね?」などが候補に挙がっていた。
今年で25回目となる「流行語大賞」は、1年間の流行や世相を反映した言葉を選び、その言葉に深くかかわった人物や団体を表彰するイベント。事典『現代用語の基礎知識』(自由国民社)の読者審査員によるアンケートでノミネート語が選出され、作家の藤本義一らで構成する審査委員会がトップテン語、年間大賞語を決定している。