2008年07月24日 15時00分
佐藤B作が演出家として復帰、代役は升毅
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胃がんのため今年5月に手術を受けた俳優・佐藤B作が24日(木)、都内で行われた佐藤が出演・演出を務める三谷幸喜脚本の舞台「アパッチ砦の攻防『戸惑いの日曜日』」の記者会見に出席。同作の演出家として復帰することを明かすとともに、佐藤の役を俳優・升毅が務めることを発表した。佐藤は「(升)をいじめてやろうと思う」と目を光らせながらも、無念の思いをうかがわせた。
昨年に胃がんであることが判明し、先月の名古屋・御園座の舞台を降板した佐藤は、現在の体調について尋ねられると「だいぶ元気になったけど、体力が戻らない」と報告。同作からの降板について「葛藤があった。台本を読むとやっぱりやりたいと思う」と悔しさをあらわにした。さらに「(升を)いじめてやろうと思います。厳しくなきゃ演出じゃないしね」と不敵な笑みを浮かべ、それ受けた升は「どんどんプレッシャーになって辛いけど、楽しみ」と意気込んでみせた。
また、療養中に妻と舞台について相談していたという佐藤は「入院したときから『(舞台は)無理』と言われてたけど、俺は『やる!』って言ってケンカしていた」と明かすも「前は3食外食だったのに、料理を作ってくれるようになった。感謝してます」と目を細めて語った。佐藤は「役者についてあきらめたわけじゃない」としており、今年10月より、東京・三越劇場で上演する舞台『やかましい人々』で役者復帰する予定。
なお、この日は共演の西郷輝彦、石野真子、中澤裕子も出席した。舞台は9月1日(月)から15日(月・祝)まで東京・池袋のサンシャイン劇場で上演。