年収400万で結婚、600万で家を購入−20代の金銭感覚

年収が高ければ結婚だって… 支出に対する調査で、20代のホンネが浮かび上がった [拡大する]

年収が高ければ結婚だって… 支出に対する調査で、20代のホンネが浮かび上がった

 上向き感が実感できないと言われている景気の現状。政府は「個人消費などに弱さが見られるが、ゆるやかな回復基調が続いている」と、1月に発表した月例報告でまとめている。給与の伸び悩みや消費増税等でなかなか消費意欲が上がらないということだろうが、財布の紐が固いと言われる20代は、支出についてどのように考えているのだろうか?

 SMBCコンシューマーファイナンスが20〜29歳の男女1000人を対象に実施した調査によると、70.1%が「お金を貯めることに喜びを感じる」といい、90.3%が「買い物をする時は同じ商品・サービスの最安値を必ずチェックする」という実態が浮かび上がった。やはり20代は消費を嫌い、買い物をするまでに慎重なのだろうか。

 もう一つの質問の答えを見ると、そうとも言い切れない。生活費の中で、豊かな暮らしを送るのに優先したい費目としてトップに挙げられたのは「食費」(76.0%)だったが、「趣味・娯楽費」(75.8%)が僅差で続いた。ファッションなどの「美容費」(43.7%)、飲み会などの「交際費」(41.2%)よりも自分の好きなものや時間に投資することを重視し、切り詰めるだけではない生活への意識の高さも垣間見える結果となった。

 生活に密着しない大型商品についてはどうだろうか。車離れと言われるこの世代だが、年収がいくらなら車を購入するか聞いたところ、「年収300万」(18.7%)と答えた人が最も多かった。「年収がどんなに少なくても」欲しいと思う人は次点の16.2%で、全体の過半数が車購入に意欲を出すのは「年収400万円」(56.8%)だった。家の購入に関する質問では、全体の過半数が購入しようと思える年収は「600万円」(53%)だった。

 結婚・出産を決断する後押しとなる年収は、結婚が「500万円あれば」(17.6%)という回答が最も多く、全体の半分以上が結婚を考える年収は「400万円」(53.6%)。出産・子育てを過半数が考えるのは「年収500万円」(59.2%)で、2人目を持つには「年収600万円」(52.1%)あればと考えているようだ。

 厚労省が昨年7月に発表した平成25年の国民生活基礎調査によると、世帯主の年代別にみた1世帯当たりの平均所得金額は29歳以下がもっとも低く、323万7000円だった。上記の調査と照らし合わせてみても、消費意欲が薄いわけではなく、収入の問題が意欲を阻んでいることが伺える。晩婚化や少子化など、日本が抱える問題も、20代の安定した雇用と収入の底上げで解決できるのかもしれない。

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