KERAの“仕事中毒”はチェッカーズが影響? 今春30年ぶりに長期充電へ

ケラリーノ・サンドロヴィッチ (C)oricon ME inc. [拡大する]

ケラリーノ・サンドロヴィッチ (C)oricon ME inc.

 演劇界の鬼才、ケラリーノ・サンドロヴィッチ。主宰する劇団・ナイロン100℃をはじめ、KERA・MAPやオリガト・プラスティコなどのユニット、外部プロデュース公演への参加も積極的に行う一方で、音楽家としても存在感を発揮。今も有頂天やケラ&ザ・シンセサイザーズなど、多数のバンドを掛け持ちしながら絶えず活動を続けている。現在52歳。オリコン“Career”の連載『働きビト』では、活躍の場を広げながら長年に渡り第一線を行く、KERAのエネルギー源に迫った。

◆中学生くらいまでに蓄積した知識と経験が、モノ作りの源に

――昔と今で自分が変わったなと思うところってありますか?

【KERA】 昔は元気だったなと(笑)。好きなことができるなら寝なくても平気だったんですよね。23歳の時に所属していたレコード会社の先輩に、チェッカーズがいたんですけど、彼らは仕事が忙しいはずなのにプライベートも充実させていて。「どうなっているの?」って聞いたら「寝てない」って答えが返ってきて。だから、僕もその頃はチェッカーズのマネをして、寝る時間を考えないでスケジュールを組んでいたんです(笑)。

――ワーカホリックな体質は、チェッカーズさんの存在がひとつのきっかけとしてあったんですね(笑)。では、これまで仕事をやってきた中で、これがあったから続けられたということはありますか?

【KERA】 中学生くらいまでの蓄積は大きいと思います。4歳くらいから本を読み始めて、小学4年からチャールズ・チャップリンやバスター・キートン、ハロルド・ロイドといった喜劇王の作品を観るようになった。小学5年で8ミリ映画を撮り始めて、中学1年の頃には上映会を開いていました。その代わり、友だちとキャッチボールをすることも家族と旅行に行くこともなかったけど、その時間で映画や本に触れてきた。偏っていたけれど、その時の蓄積でものを発信してきたと思うんですよ。

◆約30年ぶりに「思い切って休むことにした」

――なるほど。日々忙しく過ごされていると思いますが、今まででゆっくり休んだ時期ってあるんですか?

【KERA】 ない。でも、2015年は4〜7月の期間は、演劇の本番も稽古も映像の現場もないんです。22歳から今までで初めてのことかもしれないです。基本ワーカホリックなんですけど、最近は本を読んだり、映画を観る時間がとれないほど忙しくて。そういうことは今までなかったので、思いきって休むことにしたんです。

――お休みの期間中、映画などを観られるんじゃないかと思いますが、最近はどういう作品に興味がありますか?

【KERA】 ハリウッドの大作とか、お涙ちょうだいものとか、自分の嗜好に関係なく一応なんでも観るようにしています。昔から好きなウディ・アレン、コーエン兄弟、ティム・バートン、クリント・イーストウッドの作品とかも観ます。やっぱり、昔の映画がおもしろいですよね。以前は、ジョン・カサヴェテスやルイス・ブニュエルとかの映画をフィルモグラフィー(作品の年代)通りに観たりとかしていましたけど、最近は本当にできていなかったですね。

 現在放送中のドラマ『怪奇恋愛作戦』(テレビ東京系)では、連ドラのシリーズ監督に初挑戦。ゲスト参加した『時効警察』(テレビ朝日系)以来、テレビ作品としては実に8年ぶりとなる今作は、“恋愛×怪奇”というKERAワールド全開のナンセンスコメディとなっている。今年、久しぶりに充電期間を設けるKERAが、次にどんな話題を振りまいてくれるのか、さらなる活躍に期待が高まる。

<インタビュー全文>ケラリーノ・サンドロヴィッチ、作品作りの源泉

<『怪奇恋愛作戦』主演は…>麻生久美子インタビュー『自然体で人生を楽しむヒント』

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