テレ朝「21世紀新人シナリオ大賞」発表 NHKエンタープライズ社員が大賞受賞

(前列左から)村本篤信氏、戸田幸宏氏、金子洋介氏、(後列左から)選考を務めた岡田惠和氏、井上由美子氏、両沢和幸氏 (C)ORICON DD inc. [拡大する]

(前列左から)村本篤信氏、戸田幸宏氏、金子洋介氏、(後列左から)選考を務めた岡田惠和氏、井上由美子氏、両沢和幸氏 (C)ORICON DD inc.

 『第12回テレビ朝日21世紀新人シナリオ大賞』の発表&授賞式が19日、東京・六本木のテレビ朝日本社で行われた。大賞には1970年生まれ、東京在住の会社員・戸田幸宏氏の「最後の仕事」、優秀賞には1972年生まれ、東京在住のライター・村本篤信氏の「バック『グランド』ミュージック」と1981年生まれ、東京在住のフリーター・金子洋介氏の「僕のことを笑う人が好き」が受賞した。

 第12回となる今回は1436編の応募があり、第3次選考までに10編に絞りこまれた作品の中から、脚本家の井上由美子氏、岡田惠和氏、両沢和幸氏の3氏による最終選考会で、大賞および優秀賞2編が決定。副賞として大賞に800万円、優秀賞に100万円が贈られる。

 大賞作品は、今後テレビ朝日でドラマ化される。「最後の仕事」は、老人ホームに入所している殺し屋に、最後の仕事の依頼がくるが、実はそれさえも老いによる幻覚だったというストーリーで、受賞した戸田氏は主演を「クリント・イーストウッドにやってもらいたい」と答えて笑わせた。ちなみに、戸田氏はNHKエンタープライズでディレクターをしており、「プロデューサーの目を盗んで、執筆するのに苦労した」と話していた。

審査にあたった井上氏は「説明口調のセリフを刈りこんでシャープにすればすぐにオンエアできる。この不況の中、男にとって仕事とは何かという裏テーマもしっかりしていて、これまで大賞を取った作品の中で最も好きなシナリオの一つ」と絶賛。「時代に流されるのではなく、時代を超えて残る作品がコンクールの中から育っていただければ」とエールを送った。

 同シナリオ・コンテストは、同局が得意とする時代劇と2時間ドラマ(土曜ワイド劇場)に加えて、連続ドラマを強化するため2000年に創設。受賞者で最大の出世株は、第2回大賞の古沢良太氏。受賞後、『相棒』シリーズの脚本に参加、2005年の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』で日本アカデミー賞最優秀賞脚本賞、2011年の映画『探偵はBARにいる』で日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞、現在放送中の『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)の脚本を手がけるなど、めざましい活躍を続けている。

 昨年度の第11回の大賞受賞作品「花の冠」(脚本・若狭大基)が蓮佛美沙子中川大志斉藤由貴眞島秀和らによってドラマ化され、9月に放送予定であることも発表された。

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