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Vol.06 ため息はつかない! 剛力彩芽、笑顔の秘策は“母との絆”

剛力彩芽

女優 剛力彩芽
1992年生まれ。雑誌『SEVENTEEN』(集英社)の専属モデルを経て、女優へ。2012年『日本映画批評家大賞』新人賞などを受賞。最新出演作は映画『清須会議』、TBS系ドラマ『クロコーチ』。

今年は大河ドラマに月9主演、歌手デビューにバラエティ番組のMCを務め、さらに17本のCM・広告出演と、とにかくテレビで見ない日はない人気女優・剛力彩芽(21)。ショートカットとはつらつとした笑顔がチャームポイントだが、9日に公開される最新出演作『清須会議』(三谷幸喜監督作)では、眉をつぶして笑顔を封印。新境地を切り拓いた。そこで転職サイト・ORICON STYLE“Career”では、過密スケジュールのなかを全力で走り続ける剛力に、インタビューを実施。どんなに仕事が続いても、決して笑顔を絶やさない、ポジティブ思考の秘訣を伺った。

一日の出来事をすべて母に話してスッキリ! 嫌なことは寝たら忘れる!?

――忙しさに負けずに仕事へのモチベーションを保つ方法ってあるのでしょうか?

剛力彩芽仕事が好きという事でしょうか? 単純ですよね、アハハッ。今の私は「好きなことをお仕事にできた!」という気持ちで、お仕事を忙しくさせてもらえることは、あまりネガティブに感じないんです。むしろ、うれしい(笑)。

――気持ちをポジティブに持っていく、秘訣のようなものってありますか?

私は実家暮らしなので、なんでも母に話すんです! その日あったことを全て母に話さないと、私の気がすまない(笑)。話を聞いてもらえることで、気持ちがすごくスッキリします。

もし、失敗したことを気にして誰にも話さずに溜め込んで次の日が来たら、また朝から「はぁ〜。今日は、うまくできるかなぁ」っていうテンションを引っ張ってしまうから。そうはなりたくないんです。その日のことはその日のうちに消化して、「今日も楽しかった」と思って、眠りたい。

よく「寝たら忘れる」って言いますけど、忘れちゃうように自分の気持ちを整えることってすごく大事ですよね。自分の気持ち次第で、どんな風にも変わっていけると思うから。

愚痴を言うのは1回きり! ポジティブな気持ちのサイクルを作る

――自分の気持ち次第・・・分かっていながら、つい自分を甘やかしてしまいます(笑)

もちろん、私も「疲れた」って言っちゃうことはあります(笑)。ただ、なるべく言わないようにしていて、もし口に出すなら1回きり。「ふわぁぁーー、疲れた…。よし、終わり!」って、その1回で全部吐き出しちゃう。自分の中で決めているルールのようなものです。

疲れた、苦しいとか、そんな言葉を何度も言っていると、そのサイクルにはまっちゃう気がするんです。仕事が好きだし、こうして毎日お仕事場に行けることも本当に夢みたいだって思っています。だから、「バタバタしているけど、もうすぐ終わります」とか、「忙しいですけど、うれしいです」とか、少しでもポジティブな気持ちになれる言葉をつなげるようにしています。

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映画『清須会議』

映画『清須会議』

原作と脚本と監督:三谷幸喜 

出演:役所広司、大泉洋、小日向文世、佐藤浩市、妻夫木聡、
        浅野忠信、寺島進、でんでん、松山ケンイチ、伊勢谷友介、
        鈴木京香、中谷美紀、剛力彩芽、ほか

■公式HP:http://kiyosukaigi.com (11月9日より公開)


【story】原作は三谷幸喜の同名小説。本能寺の変のその後、織田信長の跡取りを名乗りでた猛将・柴田勝家と、後に天下統一をなす羽柴秀吉を主人公に、戦国時代にして“話し合い=無血”で時代を切り拓いた知略戦ともいえる「清須会議」を映画化。



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