2013年06月25日 08時30分
社会人何年目で最も「うつ」を感じる? 「6年目以降」も要注意
新入社員だけじゃない!? キャリアを重ね、後輩が増えた“6年目以降”の人もうつ病に?
本格的な梅雨に突入し、鉛色の空を見ては「何だかやる気が出ない」「会社に行くのが面倒くさい」なんて、憂うつな気分…。最近では「5月病」の後にやって来る「6月病」もあるのだとか。そこで、転職サイト『ウーマン タイプ』は、働く女性301人を対象に「社会人とうつ」に関する意識調査を実施した。
まず「社会人になってから『私、うつかも』と思ったことはありますか?」との設問では、なんと6割以上の人が【ある】と回答。そう感じた時期について、社会人歴の年数で聞いてみると、最多は【1年目】で27%、ほぼ同率の26%で【6年目以降】が2位に続いた。
【1年目】と回答した人は「何をするにも億劫で、人と関わることが面倒に感じた」(28歳/一般事務)、「営業先でトイレにこもってしまった」(26歳/営業)と、対人でのストレスを感じるケースから、「笑えなくなり、生まれて初めて“自分は何のために生きているんだろう”と思った」(24歳/営業事務)という、悲痛な声。
そして、新入社員時期とほぼ同率の回答を得た【6年目】では「体がだるく、歩くのも疲れると感じた」(36歳/企画関連職)という体調不良から、「電話番号が分かっているのに押せなくなった」(38歳/キャリアアドバイザー)という、深刻な症状も挙がった。
そもそも五月病は、新社会人や大学の新入生が新しい環境に馴染めないことが原因で起こる症状と言われているので、社会人1年生に多いことは納得。そこから年数を重ねるごとにうつ病への心配も軽減されていくようだが、年数を経てキャリアを重ねて、ある程度一人前になって役職が上がってくる時期に、再び心の負担を感じるようだ。
うつを疑ったきっかけとなる症状はさまざまあるようだが、その中でも精神的な変化で特に多かったのは「休日に人と会いたくない」「ネガティブ思考が続く」。肉体への影響で得に多かったのは「涙が止まらなくなる」「朝起きられなくなる」といった症状。
症状が悪化する前に病院に行くことも大事だが、日々溜まっていくストレスを発散するテクニックも身に着けておきたいもの。「無理して予定を入れない。自然治癒が一番」(40歳/一般事務)、「思ったことを紙に書きまくる」(23歳/営業)、「絶叫マシンに乗りに行く」(24歳/営業事務)などなど、方法は人それぞれ。このほかにも温泉、アロマ、マッサージ、お酒、おいしいものを食べるといった意見が寄せられた。どんな人でもストレスフリーなまま仕事を続けることは困難だが、「ちょっとうつ気味かも?」と思ったら、自分にあった発散法を見つけていこう。
【調査概要】
調査期間:2013年4月26日〜5月7日
調査対象:転職サイト『女の転職@type』の20代〜30代女性会員、およびWebマガジン『Woman type』サイト読者
有効回答者数:301名
調査方法:オンライン調査
データ出展:『ウーマン タイプ 〜働く女の本音白書』
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