2013年06月05日 10時00分

女性が退職時に最も困ったこと、1位「意思表示」

一緒に働いた人と良好な関係性を築いておきたいからこそ、気持ちを伝えることが難しいと考える人は多い。 [拡大する]

一緒に働いた人と良好な関係性を築いておきたいからこそ、気持ちを伝えることが難しいと考える人は多い。

 人材総合サービス企業のエン・ジャパンは3日、女性向け求人情報サイト『en ウィメンズワーク』の利用者904名を対象に「退職」に関するアンケート調査の結果を発表した。退職日までに“最も困ったこと”については【退職の意思表示】が32%で1位に。引き継ぎや挨拶周り、書類整理などの実務業務よりも、気持ちを伝えることに高い壁を感じているようだ。

 同回答を年代別で見ても、20代・30代・40代の全世代で【退職の意思表示】が首位に。「どのように意思を伝えたらよいのか、そのタイミングも分からない」と、経験不足からなかなか言いだせずにいる20代。これに対して、30代・40代になると「会社から引き留められるのではないか」、また「部下に申し訳ない」など、キャリアを積んできたからこその悩みが寄せられた。2位は【担当業務の引き継ぎ】(18%)、3位には【上司からの慰留】(15%)が続いた。

 このほか、退職の意向を伝えてから、退職までに必要な期間については、【1ヶ月〜2ヶ月未満】(46%)が最多回答。また、誰もが優先したい“円満退職”を目指し、退職前に「やっておいてよかったこと」の1位は全体の69%を占めた【引き継ぎ業務・書類整理】だった。

【調査概要】
調査期間:2013年3月28日〜2013年4月24日
調査対象:「en ウィメンズワーク」の利用者904名
調査方法:オンライン調査
データ出展:エン・ジャパン株式会社

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