いわき市のフラガール、笑顔と涙で全国キャラバンをスタート

46年ぶりの全国公演をスタートさせた、スパリゾートハワイアンズのフラガール (C)ORICON DD inc.  [拡大する]

46年ぶりの全国公演をスタートさせた、スパリゾートハワイアンズのフラガール (C)ORICON DD inc. 

 福島県いわき市の温泉施設「スパリゾートハワイアンズ」のダンシングチーム“フラガール”が21日、東京・新宿高島屋の特設会場で『フラガール全国きずなキャラバン』をスタートさせ、集まった1000人の来場者を楽しませた。フラガールによる全国公演は同施設の前身である「常磐ハワイアンセンター」オープン前の1964年以来、46年ぶり。元気よくステージの登場した15人のフラガールたちは、約20分のハワイアンダンスを披露。その笑顔の上には、涙を光らせていた。

 3月11日に発生した東日本大震災の影響で休業を余儀なくされた同施設とフラガールたち。10月中の営業再開を目指し、地域の復興と原発事故による風評被害の払しょくのため全国へと旅立つことになった。5月3日からいわき市内の避難所や埼玉県加須市の避難所などで慰問活動を行い、きょうが一般向け公演の初日。その第1回目のステージを終え、リーダー・マルヒア由佳理さんは「踊りたくてたまらなかった。メンバー一人ひとりが何かしら心に期するものがあって、それが涙として出たのかな」と話した。

 40数年前、炭鉱閉山の危機に、温泉施設とフラダンスで地域の再興に貢献した“フラガール”たち。その実話は映画化もされた。映画『フラガール』で主演の松雪泰子が演じた平山まどか役のモデルになったハワイアンダンスの講師、カレイナニ早川さんも会場に駆けつけ、「46年前とダブって泣いてしまった。生きる喜びを伝えながら、踊り続けてほしい。ご支援をよろしくお願いします」と目頭を押さえた。

 由佳理さんは「今度は私たちが立ち上がります。福島は、いわきは元気だということをアピールし、日本中に元気と笑顔と希望を伝えていきたい。私たちも観客の拍手から元気をもらっていることを改めて感じました」と話していた。

 『フラガール全国きずなキャラバン』は、同所で21日3回、22日4回公演を行った後、全国を巡回公演する予定。すでに50ヶ所から公演の依頼があり、韓国からもオファーが届いているという。

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