子供たちの言葉にならないうっぷん、『クレしん』映画で放出するゾ

スパイになったしんちゃんと増井壮一監督 (C)ORICON DD inc.   [拡大する]

スパイになったしんちゃんと増井壮一監督 (C)ORICON DD inc.  

 映画『クレヨンしんちゃん』シリーズ第19弾『嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦』があす16日(土)より公開される。スーパー5歳児・野原しんのすけが、野原一家を巻き込んで繰り広げる笑いと感動の物語。今作のしんのすけは、トム・クルーズも顔負けのスパイとなって、変装、潜入、秘密道具を駆使し、前代未聞のおバカなミッションに立ち向かう。

 増井壮一監督は、同映画シリーズに絵コンテで参加したことはあったが、監督を任されるのは今作が初めて。「くだらなくて、馬鹿馬鹿しくて、ナンセンスなものが大好き。チャンスがあれば、やりたいと思っていました」。埼玉県浦和市(現在はさいたま市)出身の増井監督にとって、しんちゃんは同じ埼玉県民のよしみもある。

 「過去の映画シリーズ18作品の中で、“雲黒斎(うんこくさい)”というキャラクターの恐ろしい名前(1995年『雲黒斎の野望』に登場)にすごい衝撃を受けた。名前の面白さが『しんちゃん』の伝統だと思うし、究極の“雲黒斎”の高みに届くもの、それを超える面白いものを作りたいと思って取り組みました」。

 脚本家のこぐれ京さんとアイデアを出し合い、改稿を重ね、「スケジュールギリギリまで往生際悪く、考えに考えました」という。悪戦苦闘の末に出てきたのは“おなら”だった。

 「臼井儀人さんの原作漫画も楽しいお下劣ネタが満載というか、下品なところもあるけど笑いにあふれている。子供の教育上という建前だけで、何でもかんでもキレイに洗っちゃうことはないと思うし、そんな屁理屈抜きに『しんちゃん』なら遠慮なくやれると思って、今回は“おなら”づくしです。お客さんがうんざりするんじゃないかと思うくらい、徹底的に“おなら”を出していきます」

 作品の冒頭、すかしっ屁から始まる物語は、“おなら”が出やすい食べ物から人前でおならをしてしまった失敗談まで取り入れ、正義、陰謀、裏切り、友情、秘密をはらんでどんどんふくらみ、バラエティ豊かな音色の“おなら”を鳴り響かせる。劇中音楽を演奏したオーケストラのトロンボーン奏者に協力してもらい、“おなら”の音作りにもこだわった。

 人前でおならをするのははばかられるが、映画館で『クレしん』を観て“大笑い”するのは大歓迎。野原一家の馬鹿馬鹿しい会話に子供は大爆笑し、大人はホロっとしてしまう。子供が気づかないところで大人が笑っている。そんな『クレしん』イズムを“おなら”で継承した増井監督は、「子供って、下品なことや、大人にダメと叱られるようなことを言ったりやったりするのが大好きですよね。僕もそうでした。くだらないことで大笑いしたり、大人にしてみたら馬鹿馬鹿しいことで大喜びしたりする。そういう笑いで、子供は子供なりに“言葉”にできないうっぷんを発散しているのかもしれない。子供たちに、たくさん笑ってもらいたい」と話していた。

■関ジャニ∞とのコラボ

 今年の映画『クレヨンしんちゃん』は人気グループ・関ジャニ∞(エイト)とのコラボレーションも話題。放送中のテレビアニメの主題歌「T.W.L」(映画のオープニングテーマ)に加えて、映画の主題歌「イエローパンジーストリート」(エンディングテーマ)も担当する。さらにメンバーの村上信五大倉忠義が声の特別出演する。

 二人にとって、アニメのアフレコは初挑戦。収録に立ち会った増井監督は「初めてのアフレコで、しかもしんのすけとドタバタ劇を繰り広げる役どころ。二人とも最初は『難しい、難しい』と言っていましたが、だんだんノってきて、こちらは『その調子でお願いします』と煽るだけでした。芝居、歌、ダンスといろいろなトレーニングを積んでいるだけあって、初めてのものにも短期間で対応していく能力が高い。本当に鍛えられている人たちだと思いました」と絶賛していた。

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