水谷豊、29年ぶり単独映画主演! 平凡な父親役「そろそろやってみたかった」

映画『愛しの座敷わらし』で28年ぶり単独映画主演を務める水谷豊  [拡大する]

映画『愛しの座敷わらし』で28年ぶり単独映画主演を務める水谷豊 

 俳優の水谷豊が、映画『愛しの座敷わらし』(和泉聖治監督、2012年GW公開)で29年ぶりに単独主演する。人気刑事ドラマ『相棒』シリーズで演じる杉下右京のキレ者っぷりから一転、同作で水谷が演じるのは、家でも会社でも居場所がない平凡な父親。水谷は「『相棒』を中心にこの10年余り過ごして来ていますが、『相棒』とは全く違う世界観の作品をそろそろやってみたいと思っていました」と意欲を見せる。

 昨年12月公開の『相棒−劇場版II−』の大ヒットも記憶に新しいが、こちらは水谷と相棒の刑事役・及川光博とのダブル主演。しかも、ドラマが人気を博して映画化されたもの。水谷が純粋な映画企画での主演するのは、1983年に公開された『逃がれの街』以来となる。

 『愛しの座敷わらし』は、直木賞候補に上がった作家・荻原浩の同名小説が原作。水谷演じる高橋晃一は、大手食品メーカーの課長補佐だが、もはや出世の目はなく、地方に異動させられ、一家で岩手県の片田舎にある築200年の古民家へ引っ越すことになる。

 家でも会社でも居場所がない主人、夫の能天気さに不満な妻・史子、ひそかに友人関係に悩む中学2年生の長女・梓美、好奇心旺盛なのに過保護に扱われる小学4年生の長男・智也、認知症の疑いがある晃一の母・澄子、家族は一緒に暮らしているのに、心はバラバラに離れかけていた。そんな高橋一家が、“座敷わらし”との出会いを機に、本来あるべき絆を取り戻していく様子が優しく描かれる。

 『座敷わらし』とは、岩手を中心とした東北地方に伝わる、子供の形をした精霊。貧しさで間引かれてしまった子供の霊という説が一般的だが、座敷わらしが住む家には幸運が訪れると言われている。

 撮影は6〜7月に行う予定で、水谷は「岩手県が舞台の作品です。目に見えない幸せがテーマですが、幸せが全国に届きますように。そんな気持ちで取り組みたいと思っています」とクランクインが待ち遠しい様子だ。

 メガホンをとるのは『相棒』を国民的なドラマにまで成長させ、劇場版2作品もヒットさせた和泉監督。「いま、こういう優しくて温かい映画がなくてはならないという気持ちでいます。今までもそうであったように、作品にお互いの情熱をぶつけあって、感動作に仕上げたい」と、盟友・水谷とのタッグに自信をのぞかせた。

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