『180°SOUTH/ワンエイティ・サウス』クリス・マロイ監督 「主役はパタゴニア」

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クリス・マロイ監督 

 環境問題、サーフィン、ダイビング、登山、キャンプ…森ガールに山ガールも! アウトドアライフに興味のある人なら、間違いなく心の琴線に触れる映画『180°SOUTH/ワンエイティ・サウス』が公開中だ。

 1968年、二人の青年が南米パタゴニアを目指して旅に出た。この旅をきっかけに、二人はそれぞれにアウトドアブランドを創業する。『パタゴニア』の創業者イヴォン・シュイナードと、『ザ・ノース・フェイス』を創業したダグ・トンプキンスだ。あれから40年。二人が残した旅の記録映像を偶然目にしたアメリカ青年ジェフ・ジョンソンらが、先人たちの足跡を追い求めてパタゴニアを目指す新たな旅のドキュメンタリー。

 監督は、サーフィン映像で知られるクリス・マロイ。彼が10年来、温めていた企画だった。カメラマンには、ジュリア・ロバーツの夫としても知られるダニー・モダー。今もなお冒険家にして環境問題にも取り組むイヴォンとダグの素顔にせまりながら、イースター島の美しい夕日やパタゴニアの高峰コルコバド山の壮大なパノラマをカメラに収め、伝説の旅を見事、再現した。

 クリス監督が「パタゴニア」をテーマに映画を撮ろうと思ったのは、「2005年にイヴォン氏とパタゴニアを旅したのがきっかけ」だった。イヴォン氏が目指した当時は人気(ひとけ)がなく、全くの未開地だったパタゴニア。それが、今、いくつもの危機に瀕している。「久しぶりに訪れて、以前とは風景がガラリと変わってしまっているのを目の当たりにしたんです。変化は目の前で起きている。それも、ものすごいスピードで。何かしなきゃと思った」。

 環境問題に対する意識も高いクリス監督は、「言葉で訴えるよりも、映像で示したほうが伝わると思いました。大自然の中へ行ったことがなくても、映像を見るだけで、その場所と人との関係性が生まれる。いつか行ってみたいと思うことで、それがいつか実現するかもしれない。そして、その場に身を置けば、きっと心から自然の美しさを守っていきたいと思うようになるはず。僕は映像を通して多くの人たちに考えるきっかけを与えられればいいと思っています。

 タイトルの『180°SOUTH』は南緯180度のパタゴニアを指しているだけでなく、「人生の中で180度方向転換しなければならない時もあるという意味も重ねてあります」とクリス監督。映画は、ジャック・ジョンソンなどによるアコースティックなサーフ・ミュージックの心地良さの中で、人生を180度変える旅があることを教えてくれる。

 東京・渋谷シネクイントにて公開中、ほか全国順次公開。

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